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夜の配当 (1963)

監督
田中重雄
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  • みたログ 12

3.33 / 評価:3件

当時は化学繊維も花形企業でした

  • bakeneko さん
  • 2011年12月20日 16時19分
  • 閲覧数 279
  • 役立ち度 3
    • 総合評価
    • ★★★★★

“黒の○○”シリーズ(全11作)の流れを汲む作品で、化学繊維業界を相手に様々な商標情報で揺さぶりを掛ける個人の戦いを、法律知識と企業戦略のノウハウを詳細に見せながら、サスペンスフルに描いた“企業vs個人対決頭脳活劇”の佳作であります。

え~、高度経済成長期に“企業の歯車”として、無個性な滅私奉公を強いられていたサラリーマンが喝采した映画のシリーズヒーローには2種類ありまして、
一つ目のパターンが、頑張らない&不真面目な主人公に世間の価値とは正反対の論理の爽快さ“を笑わせる”無責任“シリーズであり、
もう一つパターンの代表が、頭脳と度胸を駆使して“企業に真っ向から戦いを挑む”主人公に、観客の日々のストレスを知的勧善懲悪劇で敵討してもらう“黒の○○”シリーズでありました。
黒の○○シリーズの特徴は“リアルな頭脳戦”で、特にシリーズの初期の作品では、法律的な問題点や焦点を明確に示して、“ここまではOK&これ以上は犯罪”というルールの中での知的ゲームを楽しませてくれます。そして頭脳&暴力&運の絡み合った“犯罪との境界線上での攻防戦”に手に汗握るのであります。冷血な企業vs冷静な個人の“知的な冷たい戦い”が主流の戦いですが、同時に主人公とヒロインのロマンスがヒーロー側の“情としての弱点“となるあたりが見せどころで、観客は”情のある“主人公に肩入れすると共にハンデイキャップをどう乗り切るか?に身を乗り出すのであります。

当時成長著しかった化学繊維のお話ですが、現代の他の業種でも立派に通じる上質の知的サスペンスで、企業の体質はもちろん変わっていないので違和感なく楽しめると思います。


ねたばれ?
情報のネタ&コネが尽きたらどうするのだろう?

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