野獣の青春
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作品情報上映スケジュールレビュー

作品レビュー(5件)


  • shoko

    4.0

    宍戸錠さんがかっこいい!

    オーストラリア在住です。 おとといテレビで日本映画をやっていたので、なんだろう〜と思ってみたら、鈴木清順監督、宍戸錠主役の1964年作「肉体の門」。 昔の日本映画ってほとんど知らないので、へぇぇ、珍しいものをみちゃったな、戦後すぐの東京の闇市の様子って興味深いな、と思っていたら、なんと今晩は鈴木清順・宍戸錠コンビの映画が二本も放映になって。 というわけではからずも1人鈴木清順・宍戸錠祭りをやっています(笑) 本作は1963年に上映されたハードボイルドアクション映画。 「肉体の門」よりスタイリッシュな映像、と思いましたが、こちらは「現代劇」ですものね。 当時のインテリア、車、街並みが本当に興味深い。 あ〜、昔の渋谷ってこんなだったんだ〜、って私にもわかる場所がでてきて。 映画は40〜50年代のアメリカの犯罪映画を彷彿させます。 演出はかなり凝っていたりこだわりが感じられて、これが鈴木清順監督らしさなのかな。 展開はスピーディーで引き込まれるし、最後、こうなるなんてまったく予想できなかった! それに宍戸錠さんがなんといってもかっこいい! 若い頃の宍戸錠さんをまったく知らなかったから、今頃惚れてしまいます。 男らしい男ってこうなんですね。 大好きなマーロン・ブランド様みたい。 現代的な感覚で評価すると星4つだけど、とても面白い作品で、見る機会があって本当によかったです。

  • hir********

    5.0

    鈴木清順+宍戸錠=大藪ハードボイルド

    何十年振りだろう・・・・ ガキの頃、深川東宝で観て以来だ・・・・スカッ!としたくてジョーさんを観た。 「殺しの烙印」「拳銃は俺のパスポート」「ろくでなし稼業」と、 宍戸錠のアクションものは、どれをとっても、面白いが、 個人的に大好きなのが、この「野獣の青春」。 薬師丸ひろ子の「セーラー服と機関銃」を観た時、ガキの時観た、この映画を思い出した アレって、相米監督の清順映画に対するオマージュだったのかな????? 後年「ルパン三世」の監督も務めた鈴木清順監督。 「殺しの烙印」やこの映画を観れば、「ルパン」の原型は清順アクションに在り!と言っても、間違いではない。 ケレンミたっぷりのアクション・シーンは、どこかユーモラスでもあり、 江角英明や郷瑛治のキャラなんかは、完全に「ルパン三世」に出て来そうなキャラだ。 多摩川から、急に「矢切りの渡し」になる辺りは・・・やっぱ、清順映画だなぁ・・・ 「野獣の青春」1963年にっかつ作品。原作は大藪春彦。 冒頭の椿の「赤」のパートカラーからドギモを抜かれる。 不敵な流れ者、ジョーが渋谷の街に現れる。 1963年当時の渋谷の「ヤバイ」雰囲気が、そのまま映し出されるが、 上野山功一と金子信雄が、経営しているキャバレーなんて・・・コワ過ぎデス・・・ 無銭飲食でボコボコにされつつも、流石、エースのジョー、隙を突いて形勢逆転!! 親玉の家へと出向くワケですが、この親玉が、ネコちゃん大好き、恐怖のムチ男。 演ずるはウルトラ警備隊隊長、もしくは立花藤兵衛・・・小林昭二さんでビックリ!! この映画・・・・悪役がミョーにイロっぽい。 マザコン、ホモセクシャル、ドエスと、三拍子揃った川地民夫も、滅茶苦茶怖い。 顔色ひとつ変えず、カミソリで相手の顔をズタズタにするキレっぷりが・・・・ 1963年という時代性を考えると、 鈴木清順という人が、いかに「時代を先読み」していたか、よ~~く理解できる。 敵対する組長役の信欣三も、映画館のスクリーン裏手に事務所を構えていて、何だかヘン 映画「帝銀事件」の信さんからは、想像もつかない「イセイ」の良さです。 まぁ、単純に言うと「用心棒」パターンのにっかつ無国籍アクションなんですが、 映像が凝ってるし、女優さんが物凄く「セクシー」に撮れてます。 所謂、「清順美学」というべきモノが、この頃から「存在」しているワケで、 その辺が、凡百のアクションものとは、一線を画しております。 ラストのアッと驚く「どんでん返し」まで、 大藪ハードボイルドの世界を、堪能できる映画だと思います。 どちらかと言うと、暗く陰鬱なハードボイルド・タッチを、「陽性」にカラリと仕上げているのは、 やっぱり、「宍戸錠」という稀有な役者の「力」が、大きいと思います。 近年、日本映画には、こうしたサラッとしたノリの「アクションもの」が無いよね。

  • cat********

    4.0

    なんてかっこいいんだ。

     ただ映像美を前面に出したいわゆるアート系といわれる作品では、なく。 原作、脚本でストーリーが単純にも明確に構築されている。 その上に美術、カメラワーク、照明が重なりあって、ある種の化学反応がおこり、清順ワールドが展開されている。  それぞれの要素が均衡の取れており、一つの世界。 一つの作品として成立している。 言葉でどう説明したらいいのか。 今様々な形で新たな技術を用いた映像が次々に作られているが、そんなPCもCGなんて言葉も存在しない時代に作られた原点ともいえる映像ではないかと思う。  殺しの各印の次に大好きな作品になりました。

  • ********

    4.0

    誰にも似ていない男

    同じ年の「くたばれ悪党ども」に比べて格段にできがいい清順映画でした。宍戸錠。コメディ要素がなく、最後までシリアス。50年代のボガードのようにクールなジョーが楽しめます。 元警察官のジョーは昔の仲間の心中に不審を抱き、復讐のためにやくざ組織に潜入する。犯人を捜しながら、敵対する組織を含めてやくざを壊滅してしまう。痛快推理映画。真犯人とその結末にびっくりです。 警察だったときは組織から浮いた一匹狼、やくざのボスの色っぽい女にも惚れず、ピストルが飛び交うなか、誰一人殺さない。なのに、偶然であったほれっぽい男だけは信頼し続ける。誰からもすこしづづ離れ、誰にも似ていない男。かっこよすぎます。

  • dqn********

    4.0

    ネタバレ王道ハードボイルドを清順流に味付け

    このレビューにはネタバレが含まれています。
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