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悪名市場

syu********

5.0

「梅に鶯、松に鶴、そして朝吉には清次」

梅に鶯、松に鶴、そして朝吉には清次。朝吉と清次の偽者登場。この偽者を芦屋雁之助と弟の子雁が演じているんですが雁之助は勝新に体型が似ているでまさに偽朝吉にはうってつけ、一方子雁の方は背が思いっきり小さくて清次とは似ても似つかないところ(流暢に話す英語だけは一緒)本物の二人との極端すぎるルックス差に愕然とする本物の清次がまた笑いを誘って相変わらず面白いなぁと思うこのシリーズ。 偽朝吉が親分衆達に河内音頭を歌えと言われるも河内出身じゃないから歌えず、変わりに裸踊りで勘弁してもらうシーンなんか見ると芦屋雁之助は本当に芸達者だし、変わりに河内音頭を歌う勝新にも感心しちゃうんですよね。 戦後の日本を主な舞台にし、義理人情に篤い昔気質の人間=朝吉、アメリカナイズされたドライな新人類(?)=清次 という風に戦前戦後の日本人像を象徴させているようで、でも二人の関係は結局コテコテの濃いナニワ節、 最後はしっかり泣かせまっせ的な作りで、これがまた観ているほうにはたまらなく心地よいパターンだった. 昨今に限らず、いつの世も「偽者」はいる

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