赤い水
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作品情報上映スケジュールレビュー

作品レビュー(2件)


  • Kurosawapapa

    3.0

    こっちの水は赤いぞ♪あっちの水は白いぞ♪

    山本薩夫監督というと、反骨精神溢れる社会派の巨匠。 そんな監督の “喜劇” というと、自分の知るところでは、 「にっぽん泥棒物語(☆5)」、 「台風騒動記(☆4)」、 そして本作。 本作は杉浦明平による原作で、 “政治腐敗を描いた諷刺喜劇” 。 それ故、同原作者による「台風騒動記」(山本薩夫監督1956年)と類似しており、 また、「金環蝕」(山本薩夫監督1975年)の原点とも言える作品です。 田舎町の温泉開発を発端に、欲に目が眩んだ町長や有力者たちが、土地の買い占めに奔走。 しかし県の試験所が、山の水を温泉と認めないと発表し、町は大混乱。 事態は二転三転していく。 俳優陣は、 ・鼻の下を伸ばす町長役に、織田政雄 ・町長の腰巾着の議長役に、船越英二 ・悪智恵が働くエロ坊主に、伊藤雄之助 ・太々しい古狸議員に、若山富三郎 口は立つが、腹の中は真っ黒けの有力者たち。 ありもしない 赤い水(温泉) と 白い水(怪我が治る) によって、町中が右往左往。  いっそのこと “ピンクの水” も、、、 と思わせるほどの、虚偽の上塗り。 一方、女性陣は、 ・冷静な視点を持ったうどん屋の女将役に森光子 ・煮詰まった人間関係に嫌気がさしている女中ふみ子役に滝瑛子 単純な亭主を手のひらで転がす女将の器量や、 空想シーンで描かれるふみ子の乙女心など、 彼女たちの存在が、 “老獪な世界” を中和、心を和ませる。 それにしても、 議員さんたちは、議会を開会した途端、昼食にしたり、 名目だけの視察旅行、酒と芸者に囲まれ、税金使ってやりたい放題。 一方で、絵に描いた餅(赤い水=温泉)で、ああだこうだと、 本作は、 “尻尾を噛んでグルグル回る蛇のような作品” 。 作品に “勢い” はあるものの、 残念ながら、喜劇としては、いまひとつ笑えず。 また、 ・空手形の選挙公約 ・利権がらみの政治腐敗 ・若者の地方離れ  と、 本作公開から50年経った今も、社会があまり変わっていないのは、なお笑えず、、、 あの頃は酷かったと、この喜劇を心から笑える時代は、いつ来るだろう、、、

  • bakeneko

    5.0

    ネタバレその泉質名は変えた方が良いと思う

    このレビューにはネタバレが含まれています。
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