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青春を返せ (1963)

監督
井田探
  • みたいムービー 2
  • みたログ 4

3.00 / 評価:3件

途中からデタラメ

  • kin******** さん
  • 2019年12月12日 9時39分
  • 役立ち度 0
    • 総合評価
    • ★★★★★

池袋文芸坐の芦川いづみ特集で鑑賞。
それにしても大上段に振りかぶった凄い題名です。それにふさわしく出だしは快調。長門裕之演じる男が殺人の冤罪で死刑判決を受けるまでが、モノクロの端正な画面で、無駄なく綴られます。でもまあ、この部分はいわばセットアップ。
 上告が棄却され、芦川いづみ演じる妹が兄の冤罪を晴らすための行動を開始してからが本題。いよいよ緻密な展開が期待されるわけですが…

 まったく期待はずれ。長門が訪れた居酒屋店主の訪問時間について証言など、最初の審理では問題にされなかったの? とか、客の男がどうやら真犯人らしいのだけど、その追求生ぬるいよね、とか疑問点多数。
 元刑事の芦田伸介が登場し、なにくれとなく芦川嬢を助けるのだが、元刑事と判明する場面など、まるで学芸会。ところはスーパーマーケット、目の前で商品を懐に入れる男が、「おい」と呼ばれると「元刑事の旦那にあったら敵いません」と頭をかき、「おじさん刑事だったの」という… 
 その他、同様の観客をバカにしたような演出多数。シナリオもアマチュアの作としか思えない。
 あれよあれよとご都合の展開で
(長門が持って帰った生地のルミノール反応が血液でなくバラの花によるものではと疑問が浮かぶと、芦川嬢の訪れた先ではバラの栽培をしている、など)
 冤罪は晴れるものの、身を粉にして兄の疑惑を晴らした芦川嬢は、交通事故の傷がもとで絶命。どうぞ泣いてください、というラスト。
 まあ、撮影や演技など映画としての体裁は整っているだけに、見ているのが辛くなりました。こんな作品作ってたら、そりゃ映画産業は斜陽となりますね。
「青春を返せ」ってより「鑑賞した時間を返せ」ってところ。

詳細評価

物語
配役
演出
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音楽

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