てんやわんや次郎長道中
75分
てんやわんや次郎長道中
あらすじ・解説
解説:allcinema(外部リンク)
作品レビュー(1件)
- mal********
2.0点
「陸軍中野学校」シリーズと「ある殺し屋」「ある殺し屋の鍵」ぐらいしか、市川雷蔵の出演作はちゃんと観たことがありませんが、彼の俳優としての色気が好きです。最初は地味な印象が強いのに、映画が結末を迎えるころには存在感が増してしまう、なんとも不思議な魅力を雷蔵は持っています。本作もその方程式は見事にあてはまると思います。本作は当時の関西お笑い陣が多数出演して、自分の持ちネタをいかんなく発揮し、ストーリーに花を添えています。(あの、平参平のギャグを見て懐かしいって思う人は仲間です)上映時間も短くて、気軽に楽しめるのですが、クライマックスの乱闘シーンが否応なく唐突に終わるのは、それこそ不意打ちを食らったような驚きと肩すかしで残念です。結果、映画全体があわてて完成させました感に満ち溢れ、もう少し丁寧に撮ってくれたらという思いが強く残ってしまいます。それでも、市川雷蔵の佇まいの優雅さを少しでも垣間見られますので、よろしければご覧ください。
スタッフ・キャスト
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