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美しい暦 (1963)

監督
森永健次郎
  • みたいムービー 2
  • みたログ 12

3.29 / 評価:7件

振り返られることもない?青春映画。

  • 百兵映 さん
  • 2016年7月10日 12時39分
  • 役立ち度 1
    • 総合評価
    • ★★★★★

 この時代、こういう映画が流行った。それは、こういう青春の群像があったからだ。今でも青春映画らしいものが有るにはあるが、雰囲気がまるで違う。それは時代がガラッと違うからだ。あの時代、あのような青年期を過ごした世代から見ると、今、「青年は居るのか」という疑問がある。純情とか純愛とか、友人とか友情とか、正義とか勇気とか、そういうことを議論したり熱くなったりという青年期があるのだろうか。

 かつてこういう映画に(俳優も、画面構成も、主題歌の流れも)浸っていた世代も、今見ると、ちょっと恥ずかしさを感じてしまう。それは、余りにも単純で、余りにも純粋で、余りにも無垢だからなのだろう。この世代は何年も経たないうちに高度成長経済の働き手として吸収されて行く。あるいは学生紛争、労働紛争に入る。大部分が働き蜂になって企業戦士として活躍する。バブル経済でそのピークを迎える。

 定年退職を迎えて、年金生活になった今、同輩諸君はこういう映画を如何ご覧になるのだろうか。同窓会にもポツポツ欠欄が見え始めた同期生たちだが、余興にこういう映画を視聴するのも一興かもしれない。懐かしさで一杯になるだろうけど、そのあと、幼稚だったと振り返るだろうか、輝いていたと振り返るだろうか。

 私? 今の青年たちが可哀想に見える。生活は豊かになっている(皆がIT端末を持ち歩いている、いい服を着て、美味い物を食っている)。なのに、熱くならない、ように見える。皆さんそろって知識を身に付け、小奇麗に、カッコよくスマートにお過ごしのようだ。我々の青春のドラマだ、といってこういう映画を紹介したら笑われてしまいそうだ。

(このレビュー欄が空白だった。誰も振り返らない昔の映画、ということか。)

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