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末は博士か大臣か (1963)

監督
島耕二
  • みたいムービー 4
  • みたログ 5

4.00 / 評価:6件

大映初代社長の一代記

  • bakeneko さん
  • 2011年3月31日 11時13分
  • 閲覧数 492
  • 役立ち度 7
    • 総合評価
    • ★★★★★

”父帰る”、”真珠婦人”、”藤十郎の恋”、”恩讐の彼方に”の作者であり、”フランダースの犬”等の翻訳者でもあり、文藝春秋や芥川賞、直木賞の創設者であり、初代大映社長でもある、昭和の著名人:菊池寛の売れ出すまでの半生を、同郷で後に大臣となった親友:綾部健太郎との友情を軸に描いた、”人間&社会ドラマ” の佳作であります。

四国の中学生時代から、自作”父帰る”でブレイクするまでの”赤貧の苦労時代” を、学生生活→新聞記者時代→執筆期と描いた作品ですが、学生時代のバンカラな描写も含めて、周囲の人々や時代の朗らかさもあって、悲惨さというよりは武勇伝的苦労話といった明るい物語となっています。
特に一高時代の師匠や仲間達である、夏目漱石や芥川龍之介ら蒼々たる面々と文学について真摯に語り合う部分は、20世紀日本文学の叢生期の覇気の爽やかさを感じさせてくれます。そして、1910年代の風物や当時の文壇や演劇界の状況も興味深いものがあります。
主演のフランキー堺と船越英二は、実年齢を越えた演技力で中学生から青年期までを演じていますし、脇の俳優陣も検討しています(特に芥川役の仲谷昇の雰囲気の上手さと妻役の藤村志保の健気さは出色)。

人情と覇気溢れる溌剌とした”昭和の著名人の半生記”で、大らかな喜劇ベースの人生ドラマで、時代の空気を楽しむことが出来ます。


ねたばれ?
1,ちょっと尾籠なエピソードがありますので、お食事中の鑑賞は控えた方がよろしいと思います。
2,菊池寛には、同性愛的なエピソードもありますが、本作では主人公達の関係は純粋な友情として描かれています。

詳細評価

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