女の歴史
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作品情報上映スケジュールレビュー

作品レビュー(6件)


  • kin********

    3.0

    ラストはさすが

     一人の女が、太平洋戦争を挟んで体験する20年ほどの激動を、 回想を多用して辿っていく。オールスターキャストの大作で、映像は豪華。  だが脚本は、安直な出会いと別れが続く、いかにもなメロドラマ。  展開もだいたい読めてしまい、成瀬作品としては正直退屈だが、 ラスト、高峰秀子と星由里子の対決は、さすがは、という厳しい目配りが 効いている。  成瀬巳喜男としては、あまり気乗りしない、会社からの要請で撮った 作品ではないだろうか。成瀬らしくない珍品としては、見ておく価値あり。

  • ami********

    4.0

    ひとりぽっち

    高峰秀子さん・成瀬監督ペアのラス前作品(ラストは「乱れる」)。 成瀬監督の中でも、「あらくれ」や「女が階段を上る時」のような、女の生き様を 描いた作品になっています。 彼女が嫁に行った戦前の昭和12年からの歴史を、戦後息子が自分が嫁いだ 頃と同じ年齢になる位までの、谷あり・谷ありの話です。確かに一見特別な彼女の 生涯ですが、太平洋戦争をこの時期に体験されている方には、同じような経験を された人がたくさん居たのではないかと思います。 確かに「あらくれ」や「女が階段を上る時」のようなインパクトや深みが無いよう に感じますが、なぜ今更成瀬監督がわざわざこの作品を作ったかを想像すると、 あの時代の一般的な女性を、その女性の一生を描きたかったのではと思うのです。 今では辛すぎるくらい亡くなりますけどね。 またキャストも見ものです。当然デコちゃんファンには見て頂きたいですが、 実父に藤原鎌足、実母に菅井きん、夫に宝田明、息子に山崎努、義母に賀原夏子、 憧れの旦那の親友に仲代達矢、などなど・・ ちょい役では、加東大介、塩沢とき、児玉清なんかも。 成瀬監督をたくさん見てる人には物足りないかもしれません。 まだ成瀬観た事無い人は、この作品ぐらいからが良いかもしれませんね。

  • son********

    4.0

    ネタバレ姑、嫁、さらにその嫁

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • dqn********

    3.0

    ネタバレ激動の時代を懸命に生きる女性

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • son********

    4.0

    人と関わるということ

    戦前に結婚して、夫を戦争で亡くし、 その後も夫の母(姑)、子供と暮らし、 やっと成人した一人息子が、勝手に結婚(入籍)し、 入籍後間もなく事故死し、 顔も見たことのなかった息子の相手の女性が、その時子を宿していて、、 と、そんな人生を否も応もなく生きてきた「女」(高峰秀子)の 波乱の半生を描いています。 こう書けば、特別な波乱万丈の女性のように聞こえますが、 決して特別な女性だったわけでなく、 その当時にすれば、普遍的な生き方、考え方、心の動き、 行動規範であるように思います。 私が興味を惹かれたのは、 嫁、姑という、謂わば他人同士が、 当然のように深く深く関わっている、ということです。 当然、無理が生まれ、 平たく言えば、嫌なことがたくさんあり、 互いに我慢を重ね、傷つけ合い、 けれど、深く関わることから 煩わしいことと表裏を成すように、 言うに言われない、味わい深い、感情が湧いてくるんじゃないか、 人として、深くなれるんじゃないか、という気がするんです。 「苦労」はいやだ、として 自分の意に染まないものはできるだけ遠ざけて、 生きていくということは、 もしかして、何か貴重なものを 失っているのかな、と、 あるいは、もうすでに、失ってしまってるんだなと、 そんなことを感じるのです。 多分、今の私も、そうでしょうし、 これからの私もそうなんじゃないか、 という気がして、 未熟な自分を振り返っています。

  • いやよセブン

    4.0

    昭和の女の半生

    成瀬巳喜男監督、高峰秀子主演の第二次世界大戦を中心に生き抜く東京の女性の物語。 信子(高峰秀子)はお見合いでお金持ちの材木問屋の息子(宝田明)のところに嫁いでくる。 しかし、義父が株で大失敗、浅草の芸者と心中、材木問屋は倒産してしまう。 夫は跡を継ぐのが嫌で月給取りを続け、信子は義母と生まれた一人息子の面倒をみていた。 しかし、戦局が悪化、夫も招集されることになるが、このとき夫に別の女(草笛光子)がいることが発覚。 夫は戦死、東京大空襲を生き抜き終戦、闇米の担ぎ屋で生計をたてる。 ここで助けてくれたのが、死んだ夫の親友(仲代達矢)で、二人は恋心を抱くが臆病な二人。 一人息子(山崎努)は大学を出てから自動車会社に就職、接待で使っていたキャバレーの女給(星由里子)と恋仲になる。 結婚を許さない信子だったが…。 当時の女性の生き様が見事に表現され、星由里子がその後の日本女性を暗示している。

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