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女の歴史 (1963)

監督
成瀬巳喜男
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3.78 / 評価:9件

姑、嫁、さらにその嫁

  • sn71August さん
  • 2012年4月2日 16時13分
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    • 総合評価
    • ★★★★★

美容院を営む信子(高峰秀子)の戦争を挟んだ半世紀である。
戦後の場面と回想場面が交互に進行するのでややこしいが面白く、よくできている。
信子(高峰)は義母の君子(賀原夏子)と息子・功平(山崎努)と暮らしており、どうやら功平には彼女ができたらしい。
回想場面のほうは、信子が昭和初期に幸一(宝田明)との結婚したところまで溯る。結婚直後、幸一の父は株で大損して、芸者と心中。幸一が父親に反発する中、信子は夫を突然失った義母君子を支える。
その後、子どもが生まれるが、幸一は出征し戦死。信子と君子は幼い功平を抱えて空襲や戦後の物資不足を乗り切る。
その間に、出征前に幸一が浮気していたことを知ったり、幸一の友人である秋本さん(仲代達矢) と信子との淡いロマンスがあったりするが、やがて信子は美容院を始め、店を構える。
息子の功平は成長して自動車会社に勤め、キャバレーの女性みどりと付き合い始めるが、信子は強硬に反対する。
そんなある日、功平は突然交通事故で急死。
信子は当初、かけつけたみどりを罵るが、みどりのお腹に子どもがいることを知り、やがて許すようになる。
ラストは、信子と、義母である君子、亡き息子の嫁であるみどり(信子の美容院で働くようになっている)、忘れ形見の男の子(信子の孫、君子のひ孫)で暮らす。

義父は昭和恐慌で損をして芸者と心中、夫は戦死、息子は交通事故死・・とそれぞれの時代を象徴するような理由で男たちが死んでいく中、姑と嫁とさらにその嫁の3人の女が、ときにはいがみ合いもしながらなんとか力を合わせて生きていく姿がコミカルに描かれており、新しい時代への希望を見出すことができる。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

  • 知的
  • 切ない
  • コミカル
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