関の彌太ッぺ
あらすじ・解説
解説:allcinema(外部リンク)
作品レビュー(6件)
- hor********
2.0点
やたらかっこいい。カッコ良すぎる。 ブレのないかっこよさが逆に鼻につく。 ついでに構図も要所要所で絵画的で正しい構図をねらって来ており逆にダサい。 まとめ:エッジがなくて退屈です。
- くそげーまにあ
5.0点
このレビューにはネタバレが含まれています。 - ぴーちゃん
5.0点
ようやく観ることが出来ました。名作との誉れが高い1963年の中村錦之助版「関の弥太っぺ」。以前に間違えて1959年の長谷川一夫版の「関の弥太っぺ」を観ています。これはこれで勝新の箱田の森介の暴れっぷりが清々しくて個人的には大変に面白かった。原作は股旅物の第一人者、長谷川伸の同名戯曲らしい。むろん読んだことはない。この1963年版は中村錦之助の妹への思慕という脚色がされている。これは原作にはないらしい。小さい時分に生き別れた妹を探して旅する弥太郎。ひょんなことから生き別れた時の妹を思い出すお小夜という女の子を沢井屋という旅籠に預けることになる。探していた本当の妹お糸は色町に売られていて去年に亡くなっていたことを知る。妹の墓参りを済ませ、人生の希望をなくした。10年の歳月が経った。弥太郎は助っ人稼業の用心棒として生きていた。顔の人相も変わってしまい頬には大きな傷が出来ていた…。 箱田の森介をこの1963年版では木村功が演じている。お小夜の父親和吉は護摩の灰(旅人の枕さがしなどをする小盗人のこと)で弥太郎は妹の身請けのために貯めた50両を盗まれる。箱田の森介も5両やられるが、後から来た森介は和吉を見つけ弥太郎の目の前で斬ってしまう。金は娘の背中から取り戻したと言って去っていく森介。虫の息の和吉から弥太郎の50両も娘の背中に背負わせてたと聞いた弥太郎は自分の50両も森介に持って行かれたことを知る。虫の息の和吉にお小夜を沢井屋に連れて行ってくれと頼まれた弥太郎は断れない。沢井屋に見ず知らずの娘など引き取れないと言われた弥太郎は、じれて年三両の長逗留なら文句あるまいと今はない50両必ず届けると言い残し、沢井屋を立ち去る。なんとか森介を探し出すと、あっさり森介は50両返してくれる。お礼に5両を森介に渡すときっぷが気に入ったと井戸水で義兄弟の杯をかわす。残りの45両をムクゲの花とともに沢井屋の窓辺にこっそりと置き名も告げずに去っていく。 10年後、お小夜(十朱幸代)は美しい娘に育ち縁談もたくさん舞い込んでいたが、自分を沢井屋に連れてきてくれた旅人を忘れることが出来ず、縁談も断っていた。沢井屋の大女将はその恩人を探していた。博打の金に困っていた森介はこの話を聞きつけ恩人になりすまして沢井屋に入り込むが、お小夜に一目惚れして、お小夜をよこせと沢井屋ならびにお小夜を困らせていた。そこへ森介を諌めようと弥太郎が乗り込んでいく…。 美しく成長したお小夜との再会シーンが素晴らしいんですよね~。長年の助っ人稼業のせいで顔に傷もあり人相も変わった弥太郎にお小夜は気づきません。画面中央にムクゲの花の垣根がアップになります。垣根に隔てられた弥太郎とお小夜。「旅人さん、どうかお名前を聞かせてください」「渡り鳥には名前はありません」「あなた様はこれから…」「妹のところへいくかもしれません。そいつがたった一つの望みでござんす」「妹さんがうらやましい…」 超名シーンでしょう。このあと暮六つに飯岡の助五郎一家との果し合いが待ってるのです。あるせりふで弥太郎が恩人だと悟ったお小夜が弥太郎を追いかけますが、弥太郎は橋のたもとに身を隠してやり過ごします。そして約束の暮六つ、数十人の助五郎一家が待つ村はずれの二本松にたった一人で向かう弥太郎。ここでエンドマークですよぉぉ!日本映画屈指の名シーンです。1959年版もめちゃくちゃで面白いですが、この1963年版もまさしく名作です。機会があったらご覧になってくださいネ!
- cmp********
5.0点
中村錦之助の本質は、泣き虫だろう。 風雲児信長での平手政秀の自害を知って号泣する場面、瞼の母で母の前で 泣く場面が哀切である。 しかし、関の弥太っぺでは泣かないのだ。 けれども、この映画こそ最も泣いた映画だと思うのだ。 槿越しのお小夜との会話でも、彼は泣いていただろう。 原作以上のラストシーン、彼岸花の咲く田んぼ道で笠を空に 抛って去ってゆく弥太っぺに号泣するのは観客の私たちである。
- kic********
4.0点
ネタバレ錦之助さん、カッコいい!
このレビューにはネタバレが含まれています。
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