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関東無宿 (1963)

監督
鈴木清順
  • みたいムービー 3
  • みたログ 50

3.79 / 評価:19件

凛々し過ぎる眉毛♡

  • bakeneko さん
  • 2011年11月16日 11時28分
  • 閲覧数 466
  • 役立ち度 4
    • 総合評価
    • ★★★★★

平林たい子の原作の小林旭主演&鈴木清順監督による映画化で、原色を多用した色彩感覚と現代的な行動原理に則って動く“やくざ”達が出色の“アクション&賭博映画”の異色作であります。

女学生役の中原早苗と松原智恵子の初々しさに見惚れていると、いきなり“山椒大夫”のような眉毛の小林旭の出現に面食らう作品で、落ち目な駄目組長(殿山泰司が好演!)と本能だけで突っ走る弟分に苦労させられながら縄張りを守り、女いかさま師との恋や大物ばくち打ちとの真剣勝負、賭場荒らしとの対決に奮闘する―自己の古い美学を貫く任侠の活躍が、転々と変化する極彩色の色彩と特殊効果光の中に描かれていきます。
映像や小道具に実験的な効果を取り入れながらも、しっかりとした人物造形と緊張する見せ場が連続するストーリー展開で盛り上げてくれる娯楽作品で、主人公以外のやくざが全て現代的な利己主義者だったり、暴対警察官と顔なじみといった―リアルでドライな描き方に、従来の“ウエットな任侠もの”にはない、(コーエン兄弟の作品の様な)生き々とした人間味と明察な理知を感じるさっぱりとした語り口のドラマになっています。

もちろん、トレードマークの色彩がいきなり反転、変化する殺陣や心理場面の愉しさ?は本作でも盛りだくさんですが、見所の一つである“賭博勝負”の緊迫した演出と意欲的なカメラワークが出色であります(寿司が食べたくなります♡)。

清順作品らしく、型に嵌まらない=観客の予想を裏切る展開と結末ですが、現実的なお話の落とし所として納得がいくものですし、これからの第二章がもしあるとすれば続編が楽しみな一応の区切りと考える事が出来ます。


ねたばれ?
花札に仕込んだ“あの針金”はどの様に使うのだろう?

詳細評価

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