踊りたい夜
作品レビュー(3件)
- da5********
3.0点
このレビューにはネタバレが含まれています。 - fwi********
4.0点
1963年公開の和製ミュージカル。ミュージカルと言い切ってしまうと、これから観る人の期待が高まって、失望感を与えてしまうかもしれないけど、やっぱりこれはミュージカルかなと思う。昭和の住宅街の公園や、家の前の階段、普通の部屋の中で突然歌いだすのがなんだか新鮮でした。音楽もなかなか良くて、「ピンクのタイツ」「ショーは楽しい」「オンナオンナオンナ」など、歌とメロディが上映後も頭の中にに残ります。「ショーは楽しい」は、アステアの「ザッツエンターテイメント」を意識したような曲。ピンクのタイツというトリオでキャバレーなんかをドサ回りする、3姉妹の話です。といいますかトリオを解散してからの、3人の生き様を描いたといった方が良いでしょう。長女の水谷良重さんは、夢の中でのレビューシーンなど、歌に踊りに見せ場が多い。佐田啓二さん扮するバンマスに、君は歌と踊りのために生まれてきたような人だみたいな、ことを言われるのですが、納得です。場末のバーで酔っ払って歌うところなども良い。末娘の鰐淵晴子さんもバレーで、魅せてくれる。黒の衣装を基調とした、根上淳さん扮する杖をついた先生とのダンスシーンは、見ものです。対して、次女の倍賞千恵子さんは、普通の家庭に入ってしまい、ダンスシーンが少ないのが、ちょっと物足りない。歌は、存分に聴かせてくれますが。ただ、オープニングとエンディングのレビューシーンで網タイツ姿で歌い踊るところは素晴らしい!!3人並んでも、なんか目立っちゃいます。ウッフ~ンなんて言われたらたまりません。アメリカのミュージカルみたいに興行(プロデュース)というところまでいかず、3姉妹の歌や踊りが好きっていうところに話が絞られるのは、日本のショウビズ事情なんでしょうね。有島一郎さんが、3人の父親役で、笑わせてくれますが、最後は少しホロリとさせてくれます。
- bakeneko
5.0点
ネタバレ母の形見の♪
このレビューにはネタバレが含まれています。