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風の武士 (1964)

監督
加藤泰
  • みたいムービー 3
  • みたログ 16

3.86 / 評価:7件

最後まで相手をしてくれ~(by大木実)

  • bakeneko さん
  • 2013年5月14日 7時36分
  • 閲覧数 650
  • 役立ち度 4
    • 総合評価
    • ★★★★★

司馬遼太郎の伝記小説の映像化作品で、熊野にある平家の隠れ里の地図を巡る、里の一族&紀州藩&幕府隠密&大阪商人の争奪戦を、入り組んだ利害&共闘関係で展開していく“時代アクション”の異色作であります。

東映時代劇が定型パターンから逸脱しようと模索していた頃の作品で、大川橋蔵主演のチャンバラ活劇でありながら、それまでのスパー主人公が活躍する明朗さよりも、組織と人間の暗鬱な欲望を前面に出した複雑に入り組んだ争奪戦が前面に出た衝突を見せていきます。
そして、主人公&ヒロイン&ライバル&幕府お庭番という“主要な登場人物”が全て“色情優先”で行動するのも異色な作品で、役目そっちのけでヒロインに迫るライバルに脇の戦闘員達の方が“困ったやっちゃな~”とグチを溢す展開も新鮮?な映画であります。
原作の“裏歴史観のロマン”はかなり減色されて、寧ろ“人間の欲と策謀”が前面に出てきている世知辛い作風になっていますが、一応それまでの“東映明朗時代劇”からの脱却には成功している異色作で、赤裸々な展開は寧ろ現代の時代劇作品の傾向を感じさせます。
また、様々な“強面&変な行きすぎ描写”に、トンデモ&お馬鹿活劇として突っ込みが愉しめる映画でもあり、“猫”というニックネームのお庭番:南原宏治の肝心な時の油断や強欲商人:進藤英太郎の計算違い、そして色欲ライバル:大木実の”いかにも体育会系もてない男子的行動”等の“天然ボケ”に失笑できます。
なかなか壮大?なお話を愉しめる伝奇ロマン時代劇で、ぎりぎり御家族で鑑賞できる?娯楽作であります。

ねたばれ?
1、主人公の剣法っていったいなんだったの?(変な構えで期待させるけれど結局一度も必殺技を出さないんですよね~)
2、だだっ広い無人の海岸で“汐路章”が追ってきたら身構えますよね!
3、で、地図のコピーの方はどうなったの?

詳細評価

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