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「女の小箱」より 夫が見た

mal********

4.0

若尾文子の大人の色気に惚れました。

1964年に公開された大映のサスペンス映画です。 会社乗っ取りが夢で株を買い占めようとする男と、その会社に勤める夫を持つ妻の危険な出会いと恋愛の結末を描いた本作。意味深な”夫が見た”のタイトルの意味は最後までわからないまま映画は終わってしまったけど、なかなか見ごたえのある仕上がりでした。 まず驚いたのは若尾文子の肌の白さ!これには見惚れました。まあ、ヌードシーンは代役ですし、下着の大きさにも驚かされますが・・・可愛いだけの最近の日本の人気女優さんにはない若尾文子の醸し出す大人の色気と演技力、これだけでも本作を観る価値は十分あります。 また共演の田宮二郎の危険な空気感、岸田今日子の静かで深い情念、私と同年代の人には未だにワイドショーの司会のイメージが強すぎる川崎敬三の情けなさが見事に融合。映像も迫力があって、最後まで飽きることなく鑑賞できます。 男性が強引に押し付ける女性の存在感&価値観のシーンには、ちょっと苛立ちを覚えますが、これはまさに大人の日本映画でしょう。おススメです。

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