宿無し犬
作品レビュー(3件)
- mal********
5.0点
1964年に公開されたアクション映画です。田宮二郎演じる女よりも拳銃が好きな鴨井大介を主人公にした痛快なこの「犬」シリーズは全部で9作作られましたが、本作はそのシリーズの記念すべき1作目です。 母親の墓を勝手に埋め立てられたことに怒る(そりゃ、怒りますわな)鴨井は、その埋めた立てた建築会社に乗り込んで、自分の筋を通すという設定はとにかくテンポが良くて面白い。 現在だと鴨井は”チャラ男”と表現されるかもしれませんが、そんなに軽い男じゃありません。ちゃんと正義を(まあ、自分なりの正義ですが)貫き、組織に属すのを嫌ってあくまでも一匹狼で生きていく何とも自由でカッコよろしい男なんです。 その鴨井を演じる田宮二郎の演技も動きも、それにやたらうまい大阪弁も軽快で、彼を観ているだけでこちらまでうれしくなってしまします。加えて本作では天地茂演じる謎の男との掛け合いも面白く、本作がシリーズ化されたのも当然というか、1作だけではもったいない映画だということがわかります。 そう思うと、田宮二郎にはもっと生きてほしかったし、こんな軽快で面白い日本映画がめっきり少なくなったことが残念でなりません。
- bakeneko
5.0点
ネタバレ何発弾が出るんだ~
このレビューにはネタバレが含まれています。 - ami********
4.0点
田宮二郎の映画は正直この犬シリーズと黒シリーズしか見ていません。 彼自身は、黒シリーズ、犬シリーズの後にいろいろあって、映画界を 干されているようで、その後復帰するも最後は自殺すると言う、壮絶 な人生を送っていますが、 私は、この犬シリーズの明るくやんちゃでチョイ悪の田宮二郎が好きです。 後、このシリーズにずっと出てくるオデブちゃんは、もしかして 坂本スミ子さん?なのでしょう。 このレビューを書く時に始めて知った感じです。この役も愛らしくて 好きです。 このシリーズは、ハッピーエンドが多いので、私的には楽しめます。
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