三匹の侍
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作品情報上映スケジュールレビュー

作品レビュー(18件)


  • roo********

    4.0

    黒澤オマージュ

    あまり知られていないようですが、面白かったですね。見て満足しました。

  • pin********

    4.0

    虚無感あふれる時代劇。

    昔、テレビでやっていた時代劇。 毎週見ていたような気はします。 オープニングの部分はやけに印象的だったんだけど、この映画版ではオープニングの部分はテレビ版とは違っていたんじゃないでしょうか。(僕の記憶違い?) 内容は、三人の浪人者が毎回事件を解決するようなものだったと思うのですが、キャラクターも雰囲気も全く覚えていませんでした。 長門勇だけは覚えていたんですが、主役級の二人が丹波哲郎と平幹二郎だったということすら知りませんでした。 三人とも今は鬼籍に入ってしましました。 何しろこの映画自体がもう50年以上前のものなのだから仕方がありません。 丹波哲郎は大霊界などのこともあり、もう、シリアスなイメージはなくなってしまっているのですが、この映画では正当な二枚目正義漢。 平幹二郎はニヒルな男。 長門勇だけはオトボケ役でイメージそのまま。 物語はいくらか《七人の侍》をイメージしたようなところがありました。 藤原鎌足が百姓を演じているせいもあるのでしょうか。 百姓らが、年貢軽減の主張を代官に受け入れてもらうために、代官の娘を人質に立てこもります。 そこへ、丹波哲郎演ずるところの柴右近が通りかかったところから物語は始まります。 このあたり、『椿三十郎』よろしく(まさにここは三船敏郎の雰囲気である)百姓らの行動をひややかに、いささかからかいがちに見ているのですが、次第に百姓らに肩入れするようになってきます。 ただ、物語展開はいささかぎこちなく、必然性や自然さに欠けているきらいはあります、例えば長門勇が百姓を切り殺してしまう下りの必然性はあまり感じられません。 もちろん、十分楽しめる内容ではあるのですが。 ラストの最初の三人の百姓が命を懸け、また、三人の浪人が守り通した直訴状が、結局何の役にも立たなくなる辺りをはじめとして、全体に漂う無力感はもしかしたら60年安保の社会的余波なのかもしれませんね。

  • fg9********

    4.0

    槍の先端で相手の刀をこねくり回して撥ねる

     …中坊時代にテレビにしがみついて夢中になって見た記憶があり、WOW○○で偶々放送していたので観てみる。  …今から半世紀以上も前の1964年の作品だ。  …あらすじは解説のとおりと書こうと思ったら空欄だった。  浪人の柴左近(丹波哲郎)は、ひとり旅の道中で、代官の圧政に喘ぐ農民たちが代官の娘を人質にとって水車小屋に立て籠もっている事件に遭遇する。  最初は高みの見物を決め込んでいた柴左近だったが、成り行きから農民たちに加勢するのだった。  で、一方の代官は娘を取り戻すべく、用心棒の桔梗鋭之助(平幹二朗)や浪人の桜京十郎(長門勇)を水車小屋に差し向けるのだった。  で、事情を知った桜京十郎は、自分も百姓あがりなもんだから、農民たちの味方に付くことにするのだった。  で、正義感の強い柴左近は、農民たちの罪を問わないことを条件に代官の娘を解放し、なお、自分を事件の首謀者として100叩きの刑に処せと言うのだった。  で、その刑が済んだら解放される筈が水牢に閉じ込められてしまい、また、罪に問わないと約束された3人の農民たちも代官の放った素浪人に血祭りにあげられてしまうのだった。  で、俺はこんな騒動には一切関わりないとしていた桔梗鋭之助だったが、これまた代官の放った素浪人に愛人を切り殺されてしまい怒り心頭に発するのだった。  で、正義感に燃える柴左近、ニヒルでクールな桔梗鋭之助、情に厚くも脆い桜京十郎の『三匹の侍』が揃い踏みをし、悪党代官どもとのチャンバラが繰り広げられる……といったストーリーだ。  『三匹の侍』で、初めて人を斬る音(バサッ!)、刀と刀がぶつかり合う音(カキーン!)が取り入れられたのではなかったか……。  正統派の剣術使いの丹波哲郎もカッコ良かったが、刀を腰に差すのではなく肩にぶら下げるスタイルの平幹二郎も捨て難く、槍の使い手の長門勇は当時から一番好きだった。  すっ呆けた顔での岡山弁だったかのトークも愉快で、指で鼻の下を擦りながら槍をブルンブルン振り回す様は豪快だった。  また、槍の先端で相手の刀をこねくり回して撥ねる芸当は天晴れだった。  『七人の侍』と比べてしまうと、人数の少ない分くらいは不利の体勢にならざるを得ないが、それでも十分に見応えがあった。

  • tak********

    5.0

    時代劇のお手本

    「カキーン」と刀どうしが当たる音はこの映画が最初らしい。 ストーリーもお手本のような定番ですが、非常にかっこいいです。

  • pop********

    2.0

    無題

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  • kih********

    5.0

    Three Outlaw Samurai だよね。

     これはいい。『七人の侍』に負けてないよ。あまりスケールでかく構えないで、正義感というのをあまり押し付けないで、個性だけは強烈に押し出して、ちょくちょく女を見え隠れさせて、とぼけた一匹が緊張感をほぐし、目出度し目出度しともせず、サラッと終わって……。  『七人』ではなく『三匹』というのがいい。超人気の『七人の侍』を意識しているのだろう。あっちは世界に有名な映画だけどこちらはテレビ出身の新入りということか。  五社英雄監督ってちょっと空気がちがう。私の好きな『丹下左膳』もこの人の手にかかると、ほのぼの『左膳』が、強い『左膳』に変えられてしまう。極道ものが『鬼龍院花子…』シリーズのように極道の『妻たち』の方に焦点が行く。侍は『七人』が『三匹』に明確化される。  ちなみに、この三『匹』というのが英語にならないのだそうだ。それでも英語タイトルが付けられている、『Three Outlaw Samurai』。面白い。outlawなのだ。あの『七人』の場合はどうだ。やはりoutlawだろ? 黒澤さんはそんなこと考えもしなかったよね。  『七人…』はアメリカでリメークされて、その英語タイトルは『The Magnificent Seven』。magnificent って、気高い? 崇高な? 五社監督の『…侍』はたぶんそんなのが嫌いなんだよね。照れ臭いんだよね。間違って翻案されないように、初めに『匹・outlaw』と断っているんだよね。

  • oce********

    3.0

    武士道極まれり

    流れ者の浪人が立ち寄ったもめ事。 武士の心意気を見せるラストの集結にストレートな感情が見える。 ここら辺が黒澤映画と違いを見せるポイントだが、関係ない3人が手を組むという点が時代劇らしからぬところ。 丹波哲郎の存在感に負けず劣らずな平幹二朗の冷徹さ。 ただ殺陣が少ないのは難点ではあるし、やたらとアップの視点が多く、引きの画で堪能できないのは物足りない部分。

  • jir********

    4.0

    痺れたっ!!

    とても洒落てます 人が斬られるだけでも 斬られて倒れる、それまで気付かなかったが手前にあった花に焦点が当たる。死と生が象徴的に画面に納まる 屋内で斬られて水車に倒れ込み風車が回る・・・屋外のシーンに移る・・・先ほどの余韻でまだ回っている・・・ 斬られて、ついたての向こうに倒れこんだと思ったら、そこからタイミングよくグワーっと絶妙な演技で飛び出してくる 等、斬られるパターンだけでも全てが違い、どれも洒落ています 三匹の侍の「三匹」がどの三匹のことを指しているのかも物語の終盤になってやっと分かります これも良く考えられているなと唸りました 最も、元はテレビシリーズの映画化なのでそう思って見てるのはそのシリーズを知らない現代の私たちだけですが・・・ これがテレビシリーズの映画化物だったのも凄い 今のテレビシリーズの映画化物はちゃちくて見てられないものばかりです 格好良くて痺れました 百姓たちも皆いい顔してます 超リアルです セットも凝ってます ただ、丹波さんの殺陣がこれはどうなんでしょうか・・・ 隙だらけで正直弱そうです・・・ 良いエンターテイメント作品を見れて満足です

  • mii********

    4.0

    こんな“丹波哲郎”を知ってますか?

    子供の頃よく思ったものだ、 大人はなんで時代劇ばかり観るんだろう・・・・・。 2歳離れのお兄ちゃんと育った幼少の頃、観たいTV番組はいっぱいあった。 翌日、学校での話題に置いていかれちゃうからね。 でも、チャンネル権は当然うちの親父だった・・・・・。 ナイター中継のないときは、決まって時代劇だったなぁ。 今から思うと、当時は毎日時代劇をやっていたような気がするよ。 それだけ人気もあったんだよなぁ。 「素浪人・月影兵庫」「素浪人・花山大吉」「水戸黄門」「大岡越前」「銭形平次」「桃太郎侍」知らず知らずのうちにTVに釘付けになっちまったなぁ~ そんな中で、劇場で観たのは、勝新太郎の「座頭市」だけだった気がする。 時代の流れとともに時代劇作品が減少していく。致し方無い。 新しい作品が無いのならば、と、こぞって黒澤明作品が持て囃される。かくいう私もそのくちですがね。 世の中、時代劇は黒澤作品だけじゃないよと、お気レビさんが私にお教えくださった作品に『切腹』があります。確かに仲代達矢はもの凄かった。そこにもう一人どうしても気になった人物がいたのです。 その人こそが“丹波哲郎” ピリピリ緊張感を放つ『切腹』の中に主人公とは違った光を見せ付けていたものだ。それこそは「Gメン75」でも「大霊界」の丹波哲郎でもなかった。確実に。 その、気になりました丹波哲郎、『切腹』の2年後の作品が『三匹の侍』だ。それまでのTVドラマシリーズが好評で、第1シリーズ終了後に映画化された作品だそうだ。 さすがに私にも記憶はありませんが、昨今、何かと賛否両論のTVドラマの映画化、当時にもみられたのですね。手掛けたのは、まだ監督業に座るまえの五社英雄。それまでに無かった殺陣の効果音を巧みにTV放映に取り込んだ作品であるらしいですね。 TVドラマの映画化などとは露知らず鑑賞してみましたが、殊のほか面白かった。丹波哲郎観たさでしたが、競演の平幹二郎、長門勇のキャラも最たるものでしたね。やはりTVドラマで確立されたキャラ設定なるが故でしょうかね。 お話も、悪代官からお百姓を守るという単純明快なる作品です。登場人物ひとりひとりをじっくりと観察できるから楽しいですよ。 とにかくいち押しは丹波哲郎、その昔は三船敏郎に次いで海外に名前が知れ渡ったとも聞いていますが・・・・・あの渋いまま時代劇スターを貫けばよかったのにねぇ~

  • sou********

    5.0

    スッゲー面白いぞー

    良く出来ている面白い映画です。さすが五社監督だなあ。 3匹の侍のキャラがはっきりしててわかりやすい。ルパン3世みたいな感じ。 リーダーが似合う丹波さん、ニヒルな平さん、そして温かい笑顔のステキな長門さん。いやあお懐かしいですーお久しぶりですー。 女性陣がめっちゃかわいらしいしー。百姓の娘役香山美子さんとお代官の娘役の女優さん。縛られて小突かれて髪をつかまれてめっちゃ痛々しいけど、見たくないシーンはなかったしー。家族向け?だからかな。 そして、あの終わり方。びっくり。そうくるかあ。 そうかあ。あくまで助っ人なんだねえ。そりゃそうだ。彼らの問題だもんねえ。どうしようもないもんねえ。 子供の頃、月影兵庫が大好きだったなあ。素浪人の意味も知らずにかっこいいと思ってた。自由人という感じがかっこよかったんだねえ。高度成長期の日本のサラリーマンのおとうさんたちは、会社にこき使われて一生懸命働きながら、憧れたんだろうねえ。 でも実際は、どう考えても大変だ。剣の腕一本で生きていくって。 道場の先生とかいいけど、そんなにいっぱい口があるはずない。 とすると、用心棒しか仕事ないもんね。命がけ。怪我したらお払い箱。しかも、用心棒を雇う必要があってその資金もある奴なんてほとんど悪い奴だろうから、悪い奴の手先になるしかないってことだもんねえ。

  • spl********

    4.0

    楽しめました。

    ストーリーが単純明快でわかりやすく、何と言っても3人の個性が際立っています。 正義感の強い丹波哲郎、ずるくておちゃらけな長門勇、色っぽくて気障な平幹二朗。 まだ若かった彼らの活躍ぶりが痛快です。 丹波さんといえば、私の中では晩年の「大霊界」のイメージになっちゃっていますが、大変色気のあるカッコいい方だったんですねえ テレビドラマのSPみたいなつくりですが、今の時代劇のような薄っぺらい感じではないのがいいです。 時代劇は、圧倒的に昔のものの方がおもしろい!!

  • dig********

    3.0

    映画界に乗り込んだ男

    まるでテレビドラマのスペシャル版を観ているようだった。…って、元々テレビシリーズから派生した作品だったんですね。悪い出来ではないが、お金を払って観るほどではない。時代劇入門編としては最適ですが、もう少しスケールが大きくてもよかった。 監督は当時フジテレビの社員だった五社英雄。単身、映画界に乗り込んで行った訳ですが、撮影中はテレビドラマの人間だからという理由で、現場の映画スタッフに結構イジメられたのは有名な話。当時の映画界の人間にとっちゃ、テレビドラマは鼻くそ同然だったようです。この人が後に『御用金』や『人斬り』を任せられるようになるまでになったのは、やはりこの人の精神力の強さ、反骨精神あってこそでしょうか。

  • lov********

    4.0

    軽妙にして濃厚

    まず全編通して主役3人の個性が凄まじいです。丹波御大の颯爽とした佇まい、平さんの匂い立つような妖気、長門さんの滑稽さの中の哀愁。そして監督は映画監督として売り出したばかりの五社英雄。今考えると凄い濃厚濃密な顔ぶれです。 その筋書きから「七人の侍」と比較される事もあるようですが、こちらは元々TV番組からの映画化。もっとライトテイスト(面子は濃いですが)で娯楽映画に徹しています。晩年は存在自体がネタにさえされてしまった丹波さんですが、すでに往年同様の存在感を放っているのだから流石です。終盤には丹波さん十八番である演説wもあって、なかなか燃える内容でもあります。 ラストのチャンバラシーンも単に美しく格好良く描くのではなく、五社監督らしい泥と汗にまみれるような生々しさがあり、それでいてドラマティックに演出されています。本格時代劇や黒澤映画は敷居が高くて…という方に観て頂きたいですね。

  • syu********

    5.0

    この時代の映画の熱さは素晴らしいです!

    五社英雄監督35歳のデビュー作。画面一杯に元気溌剌!工夫して演出してる~~、シンプルで力強くて、なんかこう心の底から痛快でね、人間臭さが充満してて良い.飄々としてて、抜け目なくて、女が大好きでね~。(笑) 丹波哲郎(当時)の剛直さ、後の「いも侍」に発展する長門勇の愛敬の陰に隠れた凄味、そして槍を使った殺陣の動きのパワフルでダイナミックでありながら柔軟、腰の据わったその身のこなし、美しい~~!姿カタチは平幹二郎のニヒリズムのほうがいいに決まっているんですけど動きの流麗さはナント、長門勇のほうが断然、上!。 いずれのキャラクターも、テレビでじっくり熟成された役どころ。三人三様のエピソードがエネルギッシュに展開します。くどくど説明せずに一気にガーッと進むので目が離せません。長門と百姓の女房、丹波と代官の娘、平と女郎屋の女将・三原葉子これらの愛情劇も絡みます。汗臭くて、埃っぽくて、ギラギラして。泥濘、破れ障子、照りつける太陽、画面に登場する全ててのアイテムが、観客に迫り、登場人物たちを駆り立てます。無駄が全然ありません。これが五社英雄の美学でしょうか。そして本作品ではそれにきっちり役者が応えて、実に見事なのです。 侍は何のために戦うのか、仲間とは何か、命をかけて守るべきものは何なのか。桑野みゆきの台詞ではありませんが「なんだかわからない」何かが心を熱くしてくれる素晴しい映画です。 テレビシリーズは現実感のある立ち回りが評判になったと云う。当時は映画界がテレビを電気紙芝居と蔑んでいた時代で、技術も人材も貸さなかった。そこで刀で肉を斬る音や槍で突く音などの擬音を自前で工夫して導入した。これが当たった。この成功には映画界も無視できなかった。

  • iko********

    4.0

    今でも楽しめる時代劇の娯楽作

    丹波哲郎、天知茂、長門勇(三匹)の個性も際立って、ストーリーも明瞭、かつ重厚で爽快な時代劇です。 時間も90分少々で丁度よくて飽きない。 丹波さんの殺陣を見たのは初めてです。豪快です。 モロフォーの私には、ど真ん中の娯楽時代劇です。 でも面白いのは、特報・予告のシーンって、半分以上がそれ用に撮ったみたい。 本編にはないシーンを観れて、それはそれで楽しめます。 次は「切腹」観たいけど、地元のtsutayaにないよ。

  • いやよセブン

    5.0

    今でも充分鑑賞に耐えられる

    「三匹の侍」がテレビで始まったときの驚きは忘れられない。 それは人を斬るときの音が初めて入ったからだ。 映画版は五社英雄の原点であり、珍しい松竹の時代劇であった。 桑野みゆきや香山美子が懐かしい。

  • aki********

    5.0

    カッコイイ

    三匹の男臭さが、メチャンコかっこいい!丹波哲郎はまだ若いのにすごくえらそー。存在自体が下克上だなー。

  • ********

    3.0

    どうしても高橋・役所・小朝にみえる

    三人の浪人が貧しい農民たちを助けて代官などと戦う時代劇。ちょっと調べてみたら、1963年フジテレビのシリーズから五社監督が演出していたとか。丹波哲郎、平幹二朗、長門勇のトリオが、どうしても高橋秀樹、役所広司、春風亭小朝にみえてしまいます。こちらは87年からのテレビ朝日「三匹が斬る!」。ほとんど同じだけど著作権とか問題にならなかったのだろうか・・・。 テレビ史的には、はじめて時代劇にリアルな殺陣をいれ、音を重ねたことで有名らしい。権力対反権力がわかりやすいドラマになっていないのもとてもリアルでした。 百姓と代官の対立に個別に入り込んでいく三人の浪人。最初はそれぞれ違う立場だったけど、百姓に同情してというよりも、百姓に味方する丹波の人間的魅力に惹かれていく感じ。結局、百姓の要求は通らないし、権力側の代官も生き延びる。物語はまったくハッピーエンドじゃなけれど、人間ドラマな魅力だけが残っています。シリーズ化していただけあって、キャラがしっかり立っている。 ニヒルで女好み、ひねた性格の平は映像でも斜めのカットや階段にいることが多いし、あまりの空腹にカエルを食べる(!)丹波は、その後、カエルのように地面を這っています。ねらったのか冗談なのか。目の大きな桑野みゆきの、例のごとくおおげさな悶絶シーンもあって、たまりません。 「三匹が斬る!」しか知らないテレビ世代も、桑野みゆきが好きなコアな映画ファンも楽しめるシリアスな娯楽劇でした。

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