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路傍の石 (1964)

監督
家城巳代治
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3.50 / 評価:4件

禁止! 特選! 要らぬお世話、吾一は吾一。

  • 百兵映 さん
  • 2015年1月19日 11時33分
  • 閲覧数 233
  • 役立ち度 1
    • 総合評価
    • ★★★★★

いきなり「文部省特選」という太文字がスクリーンを横断する。元はといえば、原作の小説が戦前の内務省によって発行禁止された作品。(どうしてそうなるのか、(ウェブサイトで)調べてみた。そういうことで、本作の視聴後レビューアップまでに時間がかかってしまった。)

 (文部省の役人ではないけど)私もまた若い人たちにこの映画をお勧めする。格差社会が固定してしまった日常の中で、こうも屈辱を強いられて、一念発起する吾一少年の気概に触発されて欲しい。五助と同じ境遇にあって、多くの少年たちは屈辱に鈍感になり小器用に立ち回って多少の這い上がりで満足しようとする。あるいは全くの無気力症で自分を閉じてしまう。

 社会の矛盾を個人の努力で乗り越えさせることしか求めないのは、それは酷な話だが、多少なりとも強さは必要ではないか。根性物語、浪花節調の人生論を求めるのではなくても、多少の忍耐なり気骨なりが必要ではないか。その多少の部分を吾一クンやセンセイに学び取ることをお勧めしたい。

 本作については、推薦団体の末尾に東京都教職員組合が名を連ねている。教職員組合まで? どういう推薦理由で?

 折角の映画だが、もっともらしい機関の推薦が表に出て来るとシラケてしまう。製作者も推薦の依頼を控えたらどうだ。

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