暗殺

104
暗殺
3.4

/ 19

16%
37%
32%
0%
16%
作品情報上映スケジュールレビュー

作品レビュー(7件)


  • kin********

    4.0

    ネタバレ斬新な時代劇

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • oir********

    5.0

    ネタバレ冗長だが構成とラストの追い込み方に唸る

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • bar********

    4.0

    清河八郎の正体とは

    暗殺。清河八郎の半生を描いた司馬遼太郎の小説『奇妙なり八郎』が原作ですね。 幕末動乱期の複雑な政治抗争、といった顔を持ちながら、その中心にいた清河八郎の正体を探るのが主眼の映画だと思っています。 清河八郎は他者によって語られるキャラクターであり、彼が主人公にはなっておりません。そういった意味ではやや変わった作品なのかな、と思います。カメラワークなどを見ても、進歩的な撮り方をしており、今の邦画と比べてもクオリティは断然高いと思います。 ただやっぱり手法的なくどさはあったのかな、と思います。起承転結のそれぞれの部分に十分な効果が見られなかった(言説上にはあると思うのですが、映画表現としては充分ではなかった)、というのが私の感想です。 清河八郎がどんな男か、早い段階である程度キャラクターを確定させておいて、その上で矛盾する事実を数多く提示させた方が、映画としても物語としても面白くなったのではないかなと思います。今の情報の出し方だと、清河八郎のキャラクターがどこかぼんやりとしており、清河八郎を語っているキャラクターの熱がいまいちこっちに伝わって来ないので、じゃっかん置いてきぼりにされている感じがあります。 役者さんなども魅力があって、昔の邦画の力強さを感じる一方で、物語設計的にはやや難あり、また端役の演技力の低さもかいま見える、といった感じでなんとなくあまりいい印象はありませんでした。カメラワーク、演出などは高い技術があってとてもいい感触が得られましたので、★4になっています。

  • kyo********

    3.0

    いまひとつ、といった感じ

    当時(1960年代)の革命前夜的「熱気」を汲み、 政治活動の力学を活写しようとした意気込みは買えます。 ただ、いまひとつ「空気」や「匂い」が伝わってこない。 丹波哲郎のキャラは見事に立っている。 清河八郎という人物に興味を深めるつもりで見るなら一見の価値あり。 ただ、冒頭の歴史解説が平明な割には、本編に史実への解説が不足しており、 ストーリーを追うのが辛い。

  • ann********

    5.0

    この頃の俳優さんって

    丹波哲郎の立ち姿を見ただけでもカッコいい。 この頃の俳優さんは 声の出し方や質、張りが今とは全く違うように思えた。 松平主税介役の岡田英次の話し方や声がまたいい。 幕末ものは好きではないけど、これは面白かった。 ◆精選時代劇十七番勝負 feat. 丸根賛太郎 @シネマヴェーラ渋谷 2012年4月9日

  • dig********

    4.0

    ちと分かりにくい。

    幕臣である佐々木只三郎が、勤皇の志士の疑いがある清河八郎を暗殺するまでを描いた作品。 まず確定的な主人公がいない所が特徴。佐々木は出番が少ない上、狂言回しの印象が強い。標的となる清河は実像がはっきりしないので主役とは言い難い。群像劇と見た方が良い。 様々な人物の証言から清河八郎の実像に迫る・・・という粗筋だが、誰が誰なのかわからず、後半は置いてきぼりにされた。それでも証言が出る度に矛盾が生まれ、清河は何者かわからなくなるのはかえって爽快だった。ただ佐々木が暗殺を決行する展開は唐突に思えた。試合に負けた悔しさが遠因だと考えるが、たぶん違うだろうなぁ。 キャストについては申し分なし。佐々木の上司を演じた岡田英次はいい声だった。岩下志麻の演技は、この頃から濃い(笑)。

  • ytp********

    4.0

    司馬遼太郎の「奇妙なり八郎」

     原作は司馬遼太郎の短編集「幕末」所収の「奇妙なり八郎」であり、幕末に現れた尊王攘夷派の清河八郎という人物が暗殺される過程を追っている。清河八郎は庄内藩清川の出身で武士の身分ではないが、江戸に出て千葉周作の道場で剣の技を磨き、免許皆伝を得ている程の使い手であった。また幕府の昌兵坂学問所で学問を学び、文武両道に長けた人物であり、自ら開いた私塾「清河塾」には清河を慕う人物が集まった。  清河八郎(丹波哲郎)は「浪士組」の結成を発案した人物であり、ときの老中板倉周防守(小沢栄太郎)の同意を得て実現をみた。「浪士組」にかき集められた人間は武士ばかりではなく、町人も多く含まれていたが、清河を「先生」と仰ぐ人間たちがその核となっていた。その過程で、老中の片腕、松平主税介(岡田英次)は清河の人物に懸念を抱き、佐々木唯三郎(木村功)に監視を命ずる。  「浪士組」は将軍家茂の上洛に先がけて、その身辺護衛の目的で京に上るが、壬生の新徳寺に集った「浪士組」の面々に対し、目的は将軍の身辺警護ではなく、「尊王」の大義にあると説く。そして、動揺する面々に対し、入手した天皇からの「勅諚」を読み上げる。しかし、これに納得のゆかない芹沢鴨、近藤勇、土方歳三らが袂を分ち、この三名が後の「新撰組」の幹部となる訳である。ほぼ目的を成就した清河は「清河幕府」を豪語するが、意気軒昂と江戸に戻った直後、佐々木唯三郎ら六人の手で暗殺されるのであった。  本作品では、清河と交流のあった坂本龍馬役として、佐田啓二が登場し、「寺田屋事件」の惨劇の痕を目撃するなど、幕末の騒擾の中で清河の生き様を想う姿が描かれている。また、清河を愛した女性として「お蓮」を岩下志麻が演じており、一服の清涼剤となっている。ただ、清河の剣が冴えわたる凄味を丹波哲郎がよく演じている反面、思想的煩悶が伝わってこない憾みが残る。  武満徹が付けた音楽は尺八とプリペアード・ピアノで構成されており、武士の内面に立ち起こる心の揺れを表したような緊張感が漂う。

1 ページ/1 ページ中