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風と樹と空と

bakeneko

5.0

ネタバレ若い娘さんはよく笑う♪

石坂洋次郎の同名青春小説の映画化作品で、津軽から集団就職で上京して高級住宅のお手伝いさんとなった快活なヒロインの青春の日々をビビッドに綴った快作であります。 例によって、映画題名を冠した主題歌を歌う吉永小百合の歌声で幕を開ける作品で、青森から上京列車が発車するオープニングから活気に溢れた爽やかな青春譚を魅せてくれます。 東北の高校生達が集団就職で状況してからのそれぞれの奮闘と挫折を見せて、前向きに生きていくヒロイン達を声援する作品で、浜田光夫、川地民夫、安田道代、和田浩治 高柳武雄、平山こはる、十朱幸代らも若さを競っています(エレベーターガールの山本陽子&浜田光夫の変な妹役の田代みどりは必見!)。 いつものパターンとは異なり、吉永小百合と浜田光夫はくっつきませんし、ヒロインの恋もまだまだ未熟な段階で霧散してしまうので、サユリストも安心してヒロインの御転婆ぶりを愉しめる一遍となっていて、当時の駅や列車の風景やデパートの様子なども映し出されています。 とびきり元気なヒロインの爽やかな東京でのスタートを活写して気持ちの良い作品で、吉永小百合のバッティングフォームの本格さは、「キューポラのある町」を連想させます。また、映画のシークエンス変換に際して谷内六郎の絵が挟み込まれる-“絵日記風切り替わり”演出が愉しく、“谷内流小百合”のキャラクターは一見の価値がありますよ! ねたばれ? えーと、18歳って自己紹介してましたよね(思いっきり酒飲んでますがな)。

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