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卍(まんじ) (1964)

監督
増村保造
  • みたいムービー 15
  • みたログ 182

3.41 / 評価:68件

原作は読んでいないが。

  • shineigaD さん
  • 2017年8月15日 8時40分
  • 閲覧数 965
  • 役立ち度 0
    • 総合評価
    • ★★★★★

本来は谷崎潤一郎の原作を読んでからレビューすべきだと思うが、単純に無知な視聴者視点の評価を落としてみる。
映像の美しさ、というより女優二人の美しさはよく感じた。現代のハイレゾの映像も良いが、50年ほど前に作られた映像というものにもそれなりの魅力があるように感じた。
作品の序盤で園子が夫(と私たち)に投げかける、「肉体的な美しさに惹かれることが何故不道徳なのか、むしろそれこそが健全な心模様なのだ」という問いは、純文学らしくて好きな場面なのだが、物語が進むにつれて登場人物それぞれの異様さが目立ち始め、「そりゃねぇだろ〜」と半ば呆れたような笑いを浮かべながら観ることになります。
園子は肉体美に忠実に従い、実直で他人を安易に信じるかと思いきや、根底には他人の行動の全ての裏を読んでしまう手に負えない自信過剰な被害妄想者
光子は他人が自分を欲することに興奮を覚えるために他人を常に誘惑する自己承認欲求の末に破綻してしまう無計画者
園子の夫は、始めこそ唯一の常識人だと思っていたが、パッションとやらを光子に見出しそれを口実に夫婦共々光子に溺れて行ってしまった童貞
それぞれが現実味を帯びない異様なキャラクターだが、それでも少し「美への追求は人間としての自然か」という問いが残されているだけまだ作品としては成り立つ。
総括すると、これは少しのメッセージを含んだコメディの類である。

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

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