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さまざまの夜

bakeneko

5.0

ネタバレダイヤブロックの発売は1962年

いきなりすみません!―劇中で山形勲がマイホームのモデルを作って三ツ矢歌子に見せる場面でスポンサー参加しています―私が子供の当時はレゴよりも普及していました! 菊村到が1962年に刊行した同名原作を松竹スタッフが映像化したもので、当時の揺らいでゆく女性の貞操観念と、まだまだ幅を利かせていた男性優位価値観の基づいた恋愛模様が映し出されてゆきます。 早稲田大学の文学部助手の三石(勝呂誉)と恋人関係のまゆみ(北林早苗)は強い貞操観念から彼に体を許すことが出来ず、そのために三石は嘗て関係のあった飲み屋のユキ子(富永美沙子)との関係を清算できないでいた。まゆみの勤めるデザイン会社の社長:茂登子(南田洋子)は嘗て売れっ子小説家だった古木(山内明)と形骸的な夫婦関係を続けているし、まゆみの父親:豊(山形勲)はホステスの照子(三ツ矢歌子)を愛人に囲っている…母親のエイ(沢村貞子)に父親の不倫をぶちまけたまゆみは自分が豊の娘ではないことを聞かされて…というドロドロ恋愛スクランブルで、 “君が肉体を許してくれないからだ!”-という言い訳が通用していた―当時の男の浮気に理解のある価値観に基づいたドラマが繰り広げられます(笑) ちょっと名作「草原の輝き」も連想させるシチュエーションの恋愛劇で まゆみが浮気を試みるプレイボーイ役で津川雅彦、三石の下宿の管理人に中村是好も顔を見せていますし、熱海の温泉街や当時の房総の風景も映し出されていますよ! ねたばれ? 1、マムシ酒ってそんなに利くのかな? 2、実父の態度は“友人の恩義に報いるために感情を押し殺しているのか”、“今の生活を守るために娘に冷淡なのか”判断しにくいなあ~

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