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沙羅の門 (1964)

監督
久松静児
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3.00 / 評価:2件

お盆は稼ぎ時!

  • bakeneko さん
  • 2011年8月25日 10時45分
  • 閲覧数 437
  • 役立ち度 5
    • 総合評価
    • ★★★★★

原作:水上勉&脚色:新藤兼人という真面目&深刻になりそうな脚本で創りながら、監督の久松静児の人情味溢れる演出と森繁久彌の名怪演で、人間の情愛の機微を暖かく笑わせてくれる佳作となった“法曹界&人間喜悲劇”であります。

琵琶湖の畔:雄琴の住職とその娘の親子愛に、禅寺ならではの妻帯や定住に関する掟を絡めたお話で、異性愛に積極的な父と娘の行動をストレートに見せながらも、愛を求める真摯な姿勢で“煩悩”よりも“人間性”の温かみを感じさせてくれます。
親父=森繁の飄々とした“好色ぶり”の対象は妻一筋ですし、奔放な恋愛遍歴をする娘=団令子も肉体的な繋がりよりも真の愛情を模索している生真面目さが物語に清潔感を保っています。
他にも、美しさと生活味の両方で魅せる草笛光子や、鐘も撞いちゃう近所のおばさんに菅井きんが頑張っていますし、久松組の脇役達も揃って好演しています(特別出演の宮口精二の僧正も嵌まっています)。

煩悩を抱えながらも情愛豊かに生きる主人公一家に暖かい気持ちにされる作品で、特に父娘の不器用な愛情表現には泣かされる映画であります。

なかなかシビアなドラマ展開の中にも、人間味のあるユーモアで笑わせてくれる作品で、観終わった際には“ヒューマニズムの暖かさ”と共に“東洋的な無常感”も感じさせてくれる映画であります。


ねたばれ?
1、我が家も禅宗ですが、この映画に描かれた禅宗のシビアな掟はまだ続行中です。
2、いくらタイアップしているからって、スポンサーのビール会社の製品が出て来過ぎ!

詳細評価

物語
配役
演出
映像
音楽

イメージワード

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