十兵衛暗殺剣
作品レビュー(4件)
- aki********
4.0点
柳生十兵衛:近衛十四郎/幕屋大休:大友柳太朗 という二大剣撃スターによるリアルな決闘シーンに目を見張りました。 血肉の飛び出ない時代劇とばかり思っていましたが、いやいやどうして、なまなかのものではありません。一本取られた、という感じです。 敵役の幕屋大休は、小太刀の名手という設定で、新陰流は我こそが「正統」との主張でした。 自分の知見では、剣法は基本、「念流」「神道流」「陰流」の三源流に区分され、それぞれ以下のような派生形になるものと理解していました。 (1)念流→中条流→富田流、鐘捲流。後者の鐘捲流からは一刀流へ。 (2)神道流 →鹿島新当流、一羽流、微塵流、示現流など (3) 陰流→新陰流→柳生新陰流、疋田陰流、直心影流、タイ捨流など で、小太刀といえば、(1)の「富田流」が盛名を得ていたと理解しているのですが、そうなると、この映画の敵役・幕屋大休:大友柳太朗・小太刀の名手が、富田流ではなく、新陰流となり、その点、少々解せないものがありました。 以上
- いやよセブン
3.0点
江戸に柳生新陰流本家の看板を掲げた道場が現れる。 道場主(大友柳太朗)はお上に直訴するが柳生家からは相手にされない。 そこで柳生の道場を挑発、門弟を血祭りに上げ、十兵衛(近衛十四郎)に琵琶湖まで来いと誘う。 琵琶湖には河童のような湖族がいて村で狼藉を働いていた。 水中撮影の多い時代劇。
- bakeneko
5.0点
ネタバレ小太刀剣法の脅威!
このレビューにはネタバレが含まれています。 - kyo********
3.0点
勧められて見た。 結論は凡百のTV時代劇。 カメラワークがテレビ的と思ったら、この監督、 その後テレビに移って多作(?)したらしい。 テレビ表現手法に影響を与えたのかもしれない。 そうだとしたらその意味で重要な作品なのだろう。 しかし時代劇の傑作とは言い難い。 黒澤、小林、内田といった時代劇作品群と比べると 画像、演出、カメラワーク、美術、音楽 どれをとっても一歩も二歩も引く。 製作年度が黒澤「用心棒」すなわち斬殺音や出血シーンを採用した 作品を見た後のもの。表現史的にも斬新さはない。 十兵衛の敵役大友柳太郎の存在をもっと神秘的に(表出しせず) 扱えば迫力を増したかもしれない。
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