座頭市血笑旅
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作品情報上映スケジュールレビュー

作品レビュー(14件)


  • ter********

    5.0

    座頭市シリーズの傑作の一つ

    座頭市シリーズも好調の8作目。座頭市が自分の代わりに殺された若い母親の赤ん坊を父親のもとに届ける旅をする。 座頭市と赤ん坊という好対照を組み合わせ、人間味溢れる座頭市のキャラクターとユーモア、そして常に命を狙うヤクザ達との見事な殺陣が見応えがある作品。牧浦地志の立体的な撮影、おなじみの伊福部昭の情緒豊かな音楽、自然を活かした美術も美しい。作り手の愛情溢れるシナリオと細かな演出が、日本映画の真髄を見せつけてくれる。 最後の勝新太郎命懸けの殺陣も見所である。 記憶に残る、泣かせる美しい座頭市映画。

  • Maon

    5.0

    今では絶対できない表現に美を見た

    今ではできない、問題になるような事象も含まれていると思います。 しかし、演技、殺陣、美術、カメラワーク、構図・・・素晴らしいと思います。 今の日本人が、日本が失くしてしまった美しさがこの映画にはあります。 これらの素晴らしい表現もまた、今では絶対にできないのです。 勝新太郎さんの魅力もさることながら、風景が大好きです。 お兄様の若山富三郎さんが子連れ狼に出演されていましたが、 この作品は子連れ座頭市だ!なんて思ってしまいます。 どちらも三隅研次監督。流石です。 義理と人情と言えば簡単ですが、描写に深みがあります。 父性、母性、改心、抗えぬ運命を感じさせるラストの背中。涙が出ます。 座頭市でおすすめを一作挙げるとすれば私はこの座頭市血笑旅を挙げます。 後世に伝えたい大傑作時代劇です。

  • kus********

    4.0

    争いごとに赤ん坊を入れてほしくない

    急いで作った作品な感じでちょっと雑な感じがしました。チグハグなところもある。 コメディで笑らすためにはやはりキチンとしててチグハグでないことが大事かと。 殺陣シーンもなんだか物足りなかった。爽快感が感じられず。 なぜだかわかりませんがいつものと座頭市作品より上記のように感じました。

  • joz********

    5.0

    面白いねぇ~

    NHKBSで放映していたのをたまたま鑑賞。 ズンズン引き込まれてしまった。 なになに?54年も前の作品? あの頃のエンターテイメントに対する意気込みって半端ないねぇ~ 映画はエンターテイメントなんだと一本筋が通っていた時代。 映画は芸術じゃない。 エンターテイメントをとことん追求していけば芸術になる。 もちろん当時の日本は貧乏だった。 一億総貧乏。 いいなぁ~ビンボー。^m^ 少ない予算を大事に大事に使っている。 その真剣さが現代とまったく違う。 映画の一こま一こまを無駄にしないぞという意気込みが違う。 なんだろうなぁ~この監督と出演者の一体感。 製作に関わった全ての人がこの作品を一級のエンターテイメントに仕上げようとする風通しの良さを感じるんですね。 なんだろうこの一体感。 細部に渡って神経が行き届いた、文句なしの一級エンターテイメント作品です。

  • kun********

    3.0

    1964年度作ザトウイチ

    53年前だと、ザトウイチを知らない人も多い事かと。 眠狂四郎とか木枯らし紋次郎も知らないでしょうね。 それぞれ剣技の達人なんですが、居合い抜きと言って判りませんよね。 お馴染みの博打場の壺振りの壺切りはお約束なんでしょうか? いかさまを暴露するために真っ二つ。 お侍さんが手に持つ紙を瞬時に3枚にカット。 神業芸はこの二つだったかな? 市さんは達人というより超能力者の域。 目が見えないので、空気の動き振動湿度温度などなど視力以外の感覚は神の如し。 その中で聴覚が抜群でサイコロが壺の中で転がる音だけで、インチキを察知 する、 当然いかさま師(梁の上へサイコロを一瞬の内に投げ隠す達人)の 投げる音も感じる。 其処まで神ならば、赤ん坊が出す小便を顔にもともに受けるのは如何か? ですよね。 ユーモアペーソスを出す意味で小便顔面受けにしたのでしょうが、 市さんなら赤ん坊の呼吸の乱れでそれを察知、後ろで市の介助を見てる女中 さんが、交わした小便を真面に顔に受ける展開にした方がよりザトウイチらしい と思うけど。 ひねりが昭和で正直すぎますね。 現代から見ると淡泊。 それは仕方のない事。 当時は一級の娯楽作で間違い無いでしょう。 音楽の音のボケ具合は記録方法が稚拙だった所為でしょうね。 ボワンボワンして何の楽器なのか良く分からない。

  • lee********

    4.0

    もう3回も見てしまった

    赤ん坊が中心の物語。市を狙うヤクザとの争いの巻き添えで見知らぬ女が斬殺。女は赤ん坊を連れていた。市の赤ん坊のオシメ換えシーンでの居合いやオシメの代用品の調達、そして最後のシーンは良かった。 しかし、女は、5両で旦那の借金のかたに置いてかれたのに、市が赤ん坊の世話に雇ったスリ女を1日1両で雇うとは。その時代の1両って?

  • mik********

    5.0

    ネタバレ思いがけず

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • goo********

    5.0

    ネタバレ☆座頭市シリーズの中では一番好きかも!

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • jig********

    3.0

    市(いち)、得がたい愛を赤子から知る

    駕籠(かご)で移動中の市が 道中で出会った赤子連れの女性を 親切心で代わりに乗せたことにより、 市を狙うヤクザ共に殺されてしまうという 衝撃的なスタートでしたが、 その後は、赤子を父親の元に届けるという ちょっとしたロードムービーぽい流れになっています。 その道中で連れ立つことになるのは、 手癖の悪いスリの女性ですが、 子供の世話をするうちに愛着が沸いてくる というあたりは彼女も人の子なんだと 今までの手癖の悪さ・言動の悪さもなんだか許せてきます。 初めは手間取っていた赤子の世話も だんだんできるようになる市とスリの女性ですが、 二人の間に芽生える微妙な空気も今までの流れに 沿っているように思え、 これは久々の恋物語か?と思いきや、 いつもの血なまぐさい話になってしまうあたりが、 ヤクザな男の悲しいところなのかと思います。 赤子の母を弔う目的で訪れた寺の住職が、 寺で赤子を引き取って育ててやると 市に対して至極真っ当なことを言っていましたが、 愛情が出てきた赤子を手放したくないと思う気持ち、 赤子をヤクザな世界で育てちゃいけないと思う気持ち、 苦悩する市に愛を見ました。 今回の敵は小物臭がとてもするのですが、 それだけに頭が回るのか市の耳を封じようと練った作戦は見事。 大量の松明の炎で市が耳で感じる気配を消すという 戦い方は今までにない斬新なものだったと思います。 実際、着物に火が燃え移ったりと撮影も大変だったろうと 思われますが、敵が小物すぎたところが残念。 今回は、赤子の話がメインで戦いは二の次というところか。

  • tam********

    5.0

    笑って・・ほろり。

    市さん、さいこう~♪ 時代劇ってこういうものだったのですね。御年配の方が見るものだと思っていたら、大間違い。勝新太郎の魅力、初めて分かりました。殺陣のシーンも見ごたえがあります。どんな敵もあっという間に切り捨てる強さに、こちらもすっきり♪ ごつい身体で愛おしそうに赤ん坊を抱く市さんの優しさにノックアウト~。 人情味溢れる痛快時代劇。ありがちな勧善懲悪ものですが、水戸黄門のように上から目線じゃなくて、流れ者で苦労人の市さんだからこそ、こちらも素直に共感しやすいのかも。あと、残虐シーンがないこと、毎回現れる市さんのマドンナが酷い目に合う前に、ちゃんと市さんが守ってくれるのが、安心して女性でも楽しむことができるお約束になっているのも高得点。座頭市・・という役が下品にならなかったのも、俳優勝新太郎さんの持つ育ちのよさがにじみ出ているからでしょう。

  • fna********

    3.0

    ネタバレ赤ん坊と座頭市

    このレビューにはネタバレが含まれています。
  • iko********

    5.0

    ザ・座頭市⑨~市のタカラモノ

    お気レビの”カナボン”さん、1周年おめでとうございます。これからも”お題目”楽しみに拝読させていただきます。 さて、今回の座頭市、なんと赤ん坊が”天敵”となります。 オシメを替えたり、子守唄を聞かせたり、あやしたり・・そんなこんなで市は赤ん坊を育てる決意をするが・・。メ●ラでヤクザな流れ者の市にそんな事もできるはずもなく。 別れの前に、赤ん坊に自分の顔を覚えさせる時に、「これは鼻、これは口、そしてこれは・・無いんだよ」・・・思わず笑い泣きでした。 赤ん坊の実の父親役の人、どっかで聞いた事のある声だと思ったら、金子信雄さんでした。あいも変わらず憎たらしいくらいイイです。

  • aki********

    3.0

    赤ん坊で泣きを取るのはどうだろう?

    「狐のくれた赤ん坊」のロード・ムービー版、かな? 縁起で擬似親子となった赤ん坊が可愛くて可愛くてしょうがない、身を捩られずにいられない、という無骨な男の子煩悩ぶりが醸し出すおかしさと、後ろ髪を引かれるように辛い別れの場面のドラマチックな盛り上がりで、観客を泣かせる趣向。 「子供と動物には芝居で勝てない」という格言が昔からあり、森繁久弥あたりは子役との共演をひどく嫌うそうだが、勝新はまあ本人が赤ん坊みたいな人、ということもあってか、負けていないのはご立派。 とはいえ、この路線の物語って、私にはすこしあざとい感じが否めない。時も所もかまわず泣き出す赤ん坊を抱えることは、親の社会生活をいろいろ制限するし、ノイローゼになっちゃうぐらい悩んでいる人だって大勢いる。 もちろん親としての愛情と責任感、それに周りのサポートがあればこそ、苦難も乗り越えていけるのだが、基本的には子育てって「壮絶」なものだと思う。その辺の描き方が「赤ちゃん、可愛い」だけで済ませているのは、なんか嘘っぽい気がしてしまう。 それともこんなのは現代的な見方であって、昔の人はもっとおおらかに育児に とりくんでいたのだろうか?

  • じゅんさん

    4.0

    座頭市対赤子

     座頭市シリーズは『座頭市物語』と今作しか観ていないが、さすが勝新太郎、殺陣が良く、あの盲人役の顔も迫力があっていい。  物語はさして工夫はなく、特筆するところはないが、勝新太郎のコミカルな演技もたまらない。  やはりこういった豪快な演者が少なくなってきている事について、時代とは言えもっと映画界・演劇界は危機感を感じていいのではないか。

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