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座頭市血笑旅 (1964)

監督
三隅研次
  • みたいムービー 5
  • みたログ 84

4.00 / 評価:33件

市(いち)、得がたい愛を赤子から知る

  • jig***** さん
  • 2011年12月31日 13時49分
  • 閲覧数 605
  • 役立ち度 0
    • 総合評価
    • ★★★★★

駕籠(かご)で移動中の市が
道中で出会った赤子連れの女性を
親切心で代わりに乗せたことにより、
市を狙うヤクザ共に殺されてしまうという
衝撃的なスタートでしたが、
その後は、赤子を父親の元に届けるという
ちょっとしたロードムービーぽい流れになっています。


その道中で連れ立つことになるのは、
手癖の悪いスリの女性ですが、
子供の世話をするうちに愛着が沸いてくる
というあたりは彼女も人の子なんだと
今までの手癖の悪さ・言動の悪さもなんだか許せてきます。


初めは手間取っていた赤子の世話も
だんだんできるようになる市とスリの女性ですが、
二人の間に芽生える微妙な空気も今までの流れに
沿っているように思え、
これは久々の恋物語か?と思いきや、
いつもの血なまぐさい話になってしまうあたりが、
ヤクザな男の悲しいところなのかと思います。


赤子の母を弔う目的で訪れた寺の住職が、
寺で赤子を引き取って育ててやると
市に対して至極真っ当なことを言っていましたが、
愛情が出てきた赤子を手放したくないと思う気持ち、
赤子をヤクザな世界で育てちゃいけないと思う気持ち、
苦悩する市に愛を見ました。


今回の敵は小物臭がとてもするのですが、
それだけに頭が回るのか市の耳を封じようと練った作戦は見事。
大量の松明の炎で市が耳で感じる気配を消すという
戦い方は今までにない斬新なものだったと思います。
実際、着物に火が燃え移ったりと撮影も大変だったろうと
思われますが、敵が小物すぎたところが残念。
今回は、赤子の話がメインで戦いは二の次というところか。

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