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うず潮

bakeneko

5.0

ネタバレ吉永小百合がポンポコポンノポン♡

1964年4月6日~1965年4月3日まで放送された同名の第4回NHK連続テレビ小説の映画化作品で、吉永小百合を主演にして尾道で女子校生活の最終年度の日々を送る林芙美子の青春の輝きを、豊かな自然が残る海と独特の街並みの中に活写した“青春ドラマ&文芸作品”の佳作であります。 20歳の吉永小百合が歌う、踊る、食べる(彼女は劇中でうどんを全部で何杯食べたでしょう?)、笑う、泣く…青春の煌きを堪能する作品で、尾道の風景と広島弁の地方情緒に加えて大正期の文化&女学校の様子も生き々と再現されています。 青春の感傷と葛藤が屈託なく活写されて爽やかな印象をもたらす作品で、両親:奈良岡朋子&東野英治郎、同級生:田代みどり、教師:二谷英明、沢村貞子、堀恭子、ボーイフレンド:山内賢vs浜田光夫も適材適所の名演を魅せてくれます(行商人の娘役で林寛子5歳の可愛らしい姿も見ることが出来ます)。 多くのエピソードは「放浪記」を始めとした林芙美子の少女期の自伝に基づいていますので、上京してからが描かれている「放浪記」の前日譚としても楽しめる作品で、 “本物の林芙美子は吉永小百合の様に可愛らしくないし、そんなにモテなかったと思うがなあ?”等と言わずに、大正デモクラシーの時代色と清々しい青春讃歌を愉しみましょう! ねたばれ? 1、ちょっとややこしいのですが、林芙美子が1947年に『毎日新聞』紙上で発表した小説である“うず潮”は、本作とは全く違ったお話で、1952年に月丘夢路主演の「うず潮」として映画化されています(あと、カトリーヌ・ドヌーヴ、イヴ・モンタン主演「うず潮(1975年)」もありますよね)。 2、大正期の女学校の卒業式の袴って、黒赤の礼服仕様なんだ!(そして、今の卒業式で女学生が着る袴は普段着仕様!) 3、あの踊りって凄く疲れると思う!

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