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徳川家康

サンゴ

2.0

誕生から若き日の家康をとりまく人々のお話

家康の一生ではなく、家康の人生の前半のお話。 どう見てもヒロインにしか見えない美貌の有馬稲子さんが家康の母親おだい役で登場した時点で、あーこれは年とってからの話はやらないなと諦めた。 家康の一生で一番面白いのはやはり関ヶ原から大阪の夏の陣だと思うが、そのあたりはやらないので、そこを期待して見るとがっかり。 家康のドラマというより、おだい輿入れ、竹千代誕生から人質時代、そして松平家に戻って当主になるまでの家康を取り巻く人々やお家騒動のお話。 どちらかというと織田信長のほうが主役っぽい。 家康は子役時代が長く、北大路欣也が登場するのが映画中盤だから。 前半だけといっても、20年ぐらいの人生を駆け足で追うので、実際の歴史をある程度知っていないと置いてきぼりになってしまう。 私は以前大河ドラマの「徳川家康」を見たのである程度はわかったが、徳川家康の若き日の話を全然知らない人にとっては、ものすごく不親切な作りだと思う。 大河ドラマみたいに、なぜそうすることになったのかの説明が入ったりしないので、ぼんやり見てるとなんでこんなことになったのか、今何してるのかがよくわからない。 歴史好きな人なら何の問題もないとは思うけど、そうじゃない人にとっては結構しんどい。約2時間半と、長い映画だし。 竹千代を人質に出す時におつきの子供たちが「竹千代様になにかあったらおまえたちは全員腹を切るのだ」と言われ、切腹する練習をするシーンは泣けたが、その後本当に河原で切腹するシーンは酷すぎて引いた。 あんなシーン必要なんですかね。

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