兵隊やくざ
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作品情報上映スケジュールレビュー

あらすじ・解説

解説:allcinema(外部リンク)

本編配信

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作品レビュー(23件)

かっこいい16.1%笑える13.8%コミカル13.8%勇敢12.6%楽しい10.3%

  • あき

    4.0

    面白い!

    インテリとヤクザのコンビが軍隊で大暴れ。シンプルに面白い。日本軍の鉄拳制裁、中国侵略、慰安婦のあり方等々、今から見ればひどいもんですが浪花節でもってブチ壊していく勝新が痛快。

  • アニカ・ナットクラッカー

    5.0

    勝新太郎の痛快人気シリーズ1作目

    今回取り上げるのは、1965年の大映映画『兵隊やくざ』。「座頭市」「悪名」と並ぶ勝新太郎主演の人気シリーズ1作目で、1972年の「新兵隊やくざ・火線」まで9作が作られた。3本ものシリーズを持つところに勝の人気ぶりが伺える。時代設定は戦時中の昭和18年で、ミッドウェイにガダルカナルと続いて日本の劣勢が明らかになりつつある時代である。 「兵隊」に「やくざ」と怖い単語が並んだ題名で、さぞかし暴力的で殺伐とした映画なのかと予想する。じっさい観ると暴力の場面は確かにふんだんにあるが、根底に理不尽な戦争や非人間的な軍隊を憎む気持ち、虐げられた人々に向ける同情心、軍隊の中で育まれる男たちの友情、そして自由を渇望する気持ちが流れ、静かに胸を打つ作品になっているのだ。 勝が演じる大宮喜三郎の戦友として強い絆を結ぶのが、田村高廣演じる有田上等兵だ。2006年に田村が亡くなったとき、新聞の投書欄に田村への追悼文が載っていた。『兵隊やくざ』を映画館で観た人の投書で、映画が終わった後で男性客が「こんな面白い映画を観たことがない」と叫んだという内容であった。冒頭のモノローグで、この投書を思い出した。 「兵隊の話はもうごめんだって?私も同感だ。20年経ったいまでも、カーキ色を見るたびに胸クソが悪くなる」。この語り出しは戦争体験が風化しはじめた1965年の日本人の心情を表している。有田が語るモノローグへの観客からの回答が「こんな面白い映画・・・」ではなかったか。ラストでは大宮がカーキ色の軍服を燃やしてしまい、観客の留飲を下げるという仕掛けだ。 舞台となるのは満州のソ連国境に近い孫呉という町で、4万人の軍隊と軍相手の酒場や女郎屋で構成されている。劇中で遊女の音丸(淡路恵子)が、「ここより北には日本人の女の子は3人しかいない」と語り、「満州に桜の咲かない春が来た」というナレーションからも、その最果て感が想像できる。戦争映画であるが、敵との戦闘や中国人が出てくる場面はまったくない。 大宮は浪花節の歌い手を志していたが喧嘩っ早い性格のため挫折し、四谷の露天からジョバ代を徴収する仕事に就き、殺人を犯したこともあるヤクザである。日本にいたら、大学出のインテリである有田と知り合うことなく一生を終えていたはずだ。そんな二人が軍隊という非人間的な組織の中で出会い、異郷の地でかけがえのない友情を育んでいく過程は感動的だ。 大宮は喧嘩においては無敵の強さを誇り、殴られても平気でかえって相手の拳が痛んでしまうほど面の皮が厚い。先輩の有田は決して大宮に手を上げることはなく(一度だけ、やむなく大宮を竹刀で打つ場面がある)、大宮もその優しさに感謝して親密さを示す。喧嘩自慢の大宮と優れた知力を持つ有田がコンビを組み、したたかに生き抜いていく過程が観どころである。 大宮には長い距離を歩くのが苦手という弱点があり、武装して長距離を行軍する演習ではバテて落伍しそうになる。満州の荒野に一人で取り残されたら、凍死するか狼に食われるしかない。共に歩く有田は大宮の銃を代わりに担ぎ、「演習が終わったら上等の菊正宗を飲ませてやる、いい女を抱かせてやるぞ」と励まし続け、ここまで来ると友情というより愛情である。 音丸の語るエピソードが壮絶だ。肺病で亡くなる当日まで客を取っていた遊女の遺体をどかしてみると、布団に女の脂が染みて畳まで腐っていたという。彼女の話は、冒頭でタイトルと共に映される、銃を傍らに置いたまま白骨化した兵士の姿と重なるものといえよう。日本の戦った戦争の実態がどんなものであったか、これだけで観客に理解させる映像である。 戦況はさらに悪化し、孫呉の軍隊には南方戦線への転進が命じられる。南方に行ったら生きては帰れない。「自分の乗った輸送船が撃沈されたら一巻の終わりだ」と、兵士たちも諦めムードだ。だからと言って孫呉に残ってもソ連軍との戦いが待っている。昭和18年当時日本とソ連は「日ソ中立条約」を結んでいたが、近いうちにそんな条約は破られると見られていたのだ。 そんな状況にひそかに反旗を翻すのが大宮である。「一緒に脱走しよう。あんたが嫌がっても無理にでも連れて行く」と有田に打ち明け、練りに練った脱走計画を実行に移す。喧嘩の強さだけでない、大宮の明晰な頭脳が発揮される場面である。ここで協力するのが音丸で、将校の拳銃を2丁盗むという働きをする。この地から逃げられない遊女が最後に送る、二人への餞別であった。 クライマックスは、列車強盗ものの西部劇を思わせる展開となる。切り離された機関車の上に仁王立ちする大宮がカッコいい。「シャバで生きる力はお前の方が強い。こんどはお前が俺の上官だ。何でも命令してくれ」と言う有田。明らかに「私はあなたの嫁になります」宣言であろう。痛快なラストシーンだが、同時に南方で散った兵士のことも忘れてはなるまいと思うのだ。

  • bel********

    5.0

    勝新といえば・・悪名・座頭市・兵隊やくざ

    勝新の当たり役。面白いからシリーズになる。 1作目は特別な空気感が漂っています。 強い勝新が大好きで、破天荒な勝新が大好きで、 心根の綺麗な勝新が大好きなのです。 ラストの逃亡シーンは大好きですね。 (結果は失敗に終わるのですが)

  • ine********

    4.0

    題名通りの内容だけどそうじゃ無いんだ

    凄く面白かった 題名だけだと元やくざの兵士が 基地内でゴロまいて騒動起こしてのコメディかと思った 確かにそうなんだけどそうじゃないんだ ブロマンスものであり 戦争の虚しさ戦いの愚かさ そして生の素晴らしさを嫌味なく伝えてくれる快作だったのだ ほんと昔の映画は題名がド直球過ぎて笑ってしまうね それっぽい英文のサブタイトルをつけて 安いヒューマニズムをCGで表現する様な 現代の監督では撮れない映画ですね モノクロで男だけの世界かと思ったら 若き頃の淡路恵子さんがオヘソだしたり 健康的なエロも程よいアクセントでした

  • be_********

    4.0

    個人的には勝新太郎のベスト

    面白すぎる。 勝新太郎のはまり役だと思う。そして、相手役の田村高廣も。 製作が戦後間もないせいか、軍隊の雰囲気がリアル。 兵隊やくざシリーズは、日本映画のひとつの到達点です。

スタッフ・キャスト

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勝新太郎大宮貴三郎
田村高廣有田上等兵
北城寿太郎黒金伍長
滝瑛子みどり
早川雄三石上軍曹
仲村隆阿部軍曹

基本情報


タイトル
兵隊やくざ

上映時間

製作国
日本

製作年度

公開日
-

ジャンル