東京オリンピック
あらすじ・解説
解説:allcinema(外部リンク)
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予告編・動画
作品レビュー(40件)
- nak********
4.0点
当時は日本でオリンピックなど思いもよらない時代だったので、職場全員仕事を中断し開会式のテレビ映像に見入ったものでした。 久しぶりに入場式の行進曲やファンファーレをたっぷり聞くことができ、懐かしさで胸が一杯になりました。 この映画は競技の記録というより、選手の競技前の苦悩や競技中の必死の表情など選手の人間性を主体に描いたようです。 それはそれで非常に貴重な記録ですが、選手のクローズアップばかりで出場競技の全体像がほとんどなく、客観的な推移がわからない。 よって何となく満たされない感があり、これはいささか片手落ちといえます。 最後のマラソンでアベベが坦々と走るシーンも思い出しました。 そのときのアベベの記録が2時間12分台だったそうですが、半世紀以上たった現在の一般的なマラソン大会の記録とほぼ同水準、世界記録とも10分ほどしか違わないのに驚きました。 また、給水が後半までなく、選手が脱水症で倒れたり、給水所で立ち止まってジュースを何杯も飲んだり、現在ではあり得ないご時勢だったのですね。 歴代オリンピックの閉会式で選手たちが騒ぎまくっているのを快からず思っていましたが、この映画を観て選手たちが競技の重圧から解き放たれ開放感を爆発させていることが良くわかり、見方が180度変わりました。 これはこの映画の功績ですね。
- bpp********
2.0点
各競技の見所シーンも少なく面白さも全く撮せてないので感動しない。競歩は馬鹿にした音楽だしサッカーは十秒位しか映ってないしw どちらかと言うとその当時の日本の風景や競技以外のシーンの演出の方が楽しい。日の出のや美智子上皇后の美しさは勿論、タイプライター打ってる所など。後音楽も映像に合わせて作ってるのも良い。 ほとんど映画の面白さも無く感動できるシーンもほぼ無い。 まぁホントドキュメントでも無く記録映像って感じ。 シューズ好きな私は競技よりオニツカタイガーやアディダス、プーマのデザインを見てどうにか頑張って最後まで鑑賞した。
- カリブソング
5.0点
当時はまだ幼児で田舎暮らし、テレビもなく、何より物心ついてなく、1964東京オリンピックは長く話に聞くだけの憧れ。やっと観た気になれ当時の日本の人々の感動を味わえた( ^ω^ )市川崑監督ありがとう!
- tak********
3.0点
もう少しコンパクトにまとめられなかったかなと思います。一見の価値はあるとは思いました。ただ一度見れば充分かな。
- ガーディニア
4.0点
この、1964年東京オリンピックの記録映画の一番の特徴は、なんといってもサウンドにある。 当時高価だったあらゆる種類の高性能マイクによる集音は、エディットはしているだろうが、砲丸の落ちる音、走る音、布の擦れる音などノイズも含めて、臨場感、緊迫感を出すのに大きな役割を果たしている。 黛敏郎による音楽は、12音階による緊張感、テープ音楽、ラウンジジャズは当時のいかにもなサウンドだが、どこかお国のための音楽的で、今は絶対に出せないようなセレブリティで丁寧な響きになっている。 長い記録映画なので、途中退屈してしまうが、見どころをいくつかピックアップ。 女子バレーボール決勝の来賓席で時折映る、30歳のプリンセス美智子様の息を呑むような美しさ。申し訳ないが、東洋の魔女たちがイモ姉ちゃんに見えるほど。 選手村の食事のシーン。ハンバーグ、ステーキ、パスタ、コカコーラ、新鮮野菜、あらゆる種類の食べ物が映るが、実に旨そうで、戦後20年弱の復興を何よりも表していそうで。 競歩のところで流れるどこか間抜けでとぼけた音楽は、ほてほて歩いている競歩の奇妙さを強調している。選手のぷりぷり動くお尻や変顔を長く撮影したり、まるで妙な競技だみたいなナレーションも遠慮がない。 そのほか、マラソンシーンでの色の濃い飲みもの、当時の最先端な電光掲示板。豊かな表情の西洋人に比べて、まだまだ固い日本人の表情。 映画のラストのメッセージ。「人類は4年ごとに夢を見る」。コロナショックだけでなく、オリンピック自体の関心が薄れる今、また復活するか、今はわからないが、その夢が破られてしまった時だからこそ、一度見ておく映画なのではないだろうか。
スタッフ・キャスト
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受賞歴
カンヌ国際映画祭第18回