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網走番外地

たーちゃん

2.0

ネタバレ寒そうな現場

この頃の網走って何もないところなんですね。 始めの方のシーンで網走駅から護送されるシーンがありますが、駅の前は何もなくってこの頃の網走に良く刑務所を建てようと思ったなとまず思いました。 この頃の護送も縄に繋がれてトラックの荷台に乗せられて送られるなんて、家畜同様だったのですね。 高倉健さんも若いですが、嵐寛寿郎さんがまだ達者で八人殺しの鬼寅を演じていたのには驚きました。刑期は二十一年で念仏を唱えたりして、今は大人しいけど昔は悪かったという迫力を感じました。 ロケーションはほとんどが雪山での撮影で、寒くて大変だったろうなと思いました。 もっと橘真一(高倉健)と権田権三(南原宏冶)を刑務所のところから対立させて、脱走での手錠につながれていたところが描かれていた方が良かったと思いますが、刑務所では他の囚人たちの見せ場を作ったためにブレてしまったように感じました。 脱走後ではトロッコのシーンは迫力がありました。 手錠を列車に轢かせて外そうとするのは、別の作品でも見た覚えがありましたがこれが最初だったのでしょうか。 他のヤクザ映画と違って仁義によるどうしょうもない生き様というよりも、母に会いたいための思いからの行動になっていて、今ひとつ健さんの魅力が感じられなかったというのが正直な感想です。

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