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悪の階段 (1965)

監督
鈴木英夫
  • みたいムービー 4
  • みたログ 29

3.92 / 評価:12件

映画全盛のころ

  • kin***** さん
  • 2019年9月24日 9時06分
  • 閲覧数 85
  • 役立ち度 0
    • 総合評価
    • ★★★★★

山崎努、西村晃、加東大介たち名優が繰り広げる心理劇。
 4000万というと、今の貨幣価値だとちょうど10倍4億くらいだろうか?
 金庫破りが成功した後、金をどう分配しどう使うかがメインになっているところが、小品ながら面白い。

 団令子は私が観た中では一番ではないか、という抑えた名演。山崎、西村はもちろん、久保明も気の弱い感じがよく出ている。
 鈴木英夫は手堅い職人だ。派手さはないが、カットの組み立てがとっても合理的と思う。

 西村晃が殺される時、金庫の扉に腕を挟まれるだけで死ぬかな? と疑問。山崎努は、毒薬の入った酒で殺されるわけだが、団令子をまったく疑わず、グラスを入れ替えられた可能性に思い至らずに飲んでしまう、この人物のそれまでの行動に比べ、ずいぶん甘いなあ、という印象。ここでまた一芝居させるのはもう時間切れだった? ラスト、焼け跡のトランクにある会社名と、女の死体の金歯で場面は砂丘に飛んで、女は逮捕されると暗示する。随分飛ぶなあ、という印象。とはいえ、男たちが死んだあとでは心理戦は成立しないから、警察の謎解きを延々やられたらかなわないけど。
 久保菜穂子の金歯が伏線だったとは気づかなかった。見せたがりの監督なら(土曜ワイド劇場の常連監督だった井上芳夫とか、古くてすいません)絶対アップを入れたはず。こんなところも、抑えが効いてグッド。
 ラスト、団令子に計画成功のカタルシスがあってから逆転していたら、星5だった。

詳細評価

物語
配役
演出
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音楽

イメージワード

  • 不気味
  • 知的
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