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怪盗X 首のない男

bakeneko

5.0

ネタバレ和製“ファントマ”:宍戸錠!

都筑道夫の原作の映画化ですが、1965年前後の“怪盗”映画へのオマージュが次々と出てくる愉しいパスティーシュ作品となっています。 (今回は引用ねたばれです。自分で驚きたい映画通の方は鑑賞後に御読みを) 基本はジャン・マレー主演で、映画創生期の古典活劇を現代フランスを舞台に復活させた「ファントマ」シリーズ。それに、「トプカピ」、「007」(ゴールドフィンガーまで)、「黄金の7人」に“怪盗ルパン”更にヒッチコックの「泥棒成金」(&サイコ)をミックスして、横浜を中心に展開する“泥棒”合戦であります。怪盗“ブラックジョー”:宍戸錠vs私立探偵:川地民夫&女性記者:山本陽子♡に、宍戸の2役の警部も加わった“ニワトリ”や“ネコ”型の財宝を巡る稚気溢れる攻防戦が愉しく、変装しまくる宍戸の悪乗り大怪演に爆笑必至の作品であります。そして、「黄金の7人」のロッサナ・ポデスタを彷彿とさせる松原智恵子の衣装&役どころと全編に出てくる木村威夫の変な美術(変な鉄仮面やモジリアニもどきの絵には爆笑!)にも仰天させられる“悪乗り活劇”の怪作で、まだ発展する以前の新横浜駅周辺も興味津々のいなか風景を見せてくれる、“変な映画”&“泥棒映画”ファンにお勧めの珍作であります。 つっこみ 1、私の御年頃(40代)になると3人に1人は(別の意味で)“首のない男”であります(何喰ってもどんどん太るんだよね~)。 2、電話を掛けるのに変装しなくても..。

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