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007/黄金銃を持つ男

007/黄金銃を持つ男

THE MAN WITH THE GOLDEN GUN

124

qzi********

4.0

流行を取り入れた迷作だが嫌いではない

原作(最終作)がパッとしない分、カンフーブームを取り入れつつ無難に仕上げました感。 ボンドを狙う殺し屋(クリストファー・リー)が人民解放軍を抱き込み中国領海内に秘密基地を築き、執事?と管理人?が2人で維持しながら、自身はお化け屋敷的なテーマパークで殺しのトレーニングに励む、という訳の分からない作品。 しかし『007は二度死ぬ』の原作も悪趣味な城に自殺者を呼び込むとか変な設定だからイアン・フレミング的世界観に忠実といえば忠実である。 ただ、個人的にはこの時代の空気が凝縮され、これでもか!と詰め込まれているところが当時を知る者としては何とも嫌いになれないところではある。 ロジャー・ムーアも任務のためというよりただのスケベ色が徐々に色濃くなってきている。 そんな作品だが、余談ながら原作は映画化当初は起用に反対していたものの、世界的な大成功で気を良くしたフレミングがショーン・コネリーをイメージして書いたと言われている。ボンドがスコットランド出身なのもコネリーに合わせてのことである。

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