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ザ・ガードマン 東京用心棒

bakeneko

5.0

ネタバレばれ易い秘密兵器だな~

1965年から1971年にかけて延べ6年に渡ってTBSでTV放送された人気番組の映画版で、ヒッチコック作品、007シリーズ、「スパイ大作戦」等の海外サスペンスドラマを和風に翻案した作劇となっていますが、創り手にあまり本格的な武器や機械の知識が無いことで、トンデモ度の高い=突っ込みどころ満載の怪作となっています。 日本初の警備会社「日本警備保障」(現在のセコム)がモデルのTVドラマ“ザ・ガードマン”は、当初“東京用心棒”というタイトルでした。その際に日本警備保障側に“印象が悪い”(そりゃそうだ)として却下された題名が劇場版第一作の本作の副タイトルとなっています。 TV版ではタブーとされていた“バイオレンス、お色気、酒”を喜々として用いた作劇となっていて、賭博場、カクテルバー、コールガール…と製作者側のここぞとばかりのストレス発散が良く分かります。 唯、実際に経験が無いので海外のドラマを観て“こんなもんだろうなあ”と模倣したシーンは微妙に間違っていて、そこが素敵な突っ込みどころとなっています。 カメラレンズがどこにあるか分からない=シャッター音だけでカメラと言い張る腕時計! バレバレの発振機付きタバコ(シガレットケースではなく普通の箱ってところが…)! スナイパーの銃の照準スコープが超特大! 等の珍兵器に加えて、杜撰な脚本がトンデモ度を飛躍的にアップさせているので、ハイテンションで大真面目に捜査している宇津井健&仲間達を醒めた目で見つめるうちに敵が殲滅されていきます。 “半世紀前にはこんな不思議な活劇が流行ったんだな~”ということを考えながら画面を見つめる作品で、昔の空港は警備が甘かったことも分かります。 ねたばれ? あんな荒野のバス停なのに路線バスが1時間に3本の頻度であるわけないじゃない(うちの田舎なんて1日朝晩の一往復便だけだぞ!)。

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