レビュー一覧に戻る
忍者武芸帳

mal********

2.0

いま観ても、大胆な実験作です。

他の方のレビューにもある通り、携帯電話でマンガを読める時代に慣れた人にとっちゃ、本作が映画として成立することには、多少の違和感はあるでしょうね。私自身は携帯でマンガを読みたいと思わない人間なので、単純に当時の大島渚監督の野心的な本作をじっくり観せてもらいました。モノクロで描かれた戦国時代の空気感と人間の生死は、不思議な迫力がありますが、私には血の匂いと量が多すぎて、2時間の上映時間は少々きつかったです。影丸の最後の言葉の意味も大きいと思うのですが、平等という言葉の甘さに片寄った危険性も感じます。私は本作の実験精神を認めつつも、マンガは自分のペースで読んでいく方が好きです。

閲覧数730