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千曲川絶唱 (1967)

監督
豊田四郎
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5.00 / 評価:2件

言葉が届く程近くを走る道路と線路!

  • bakeneko さん
  • 2019年1月15日 13時52分
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    • 総合評価
    • ★★★★★

全3作創られた、星由里子&北大路欣也の純愛を文芸的に描く-“絶唱シリーズ”の第一弾で、北陸の鉄道と風土を生かした脚本を松山善三が書き下ろし、文芸&女性映画の巨匠:豊田四郎が星由合子の女優力を引き出し、名カメラマン:岡崎宏三が鮮烈なまでに美しい光の結晶を絵に収めている傑作青春+悲恋映画であります。

え~、不思議なことにWIKIを始めとした星由合子さんのプロフィールの多くには、“若大将シリーズ”や“東宝特撮シリーズ”については詳細に記されていますが、本作を第一作として最初の結婚で引退されるまで年一作創られた「北穂高絶唱(1968) 」「津軽絶唱(1969)」の絶唱三部作が入っていません(女優としての彼女の集大成としての代表作を外しているなんて!)
本作は女優&女性としての星由合子さん渾身の作品で、相手役の北大路欣也の代表作でもありますし、主人公の親友(田中邦衛)の脊椎カリエスの妹を演じたいしだあゆみ(18歳♡―この2年後に“ブルーライト横浜”が大ヒットします)も複雑な役柄を見事に演じきっています。

白血病のトラック運転手の青年(北大路欣也)と若い看護婦(星由里子)の出逢いと純愛の終着点までを、北陸の自然の中に活写してゆく文芸作品で、富山~新潟間の道路や景観が名手岡崎宏三のカメラに瑞々しく納められていますし、今では常套となった煌く河原の光の粒子映像は本作が元祖であります(私は「帰ってきたウルトラマン」を連想しました)。

当事の白血病に対する情報不足から“白血病は被爆者しか罹らない”―といった誤謬がありますし、脊椎カリエスの発病のメカニズムも間違っているなど-科学的にはおかしな部分もありますが、若い役者達の“青春の燃焼感覚”は本物の若さをスクリーンに焼き付けていますし、クライマックスの“米山~柿崎の日本海沿いの信越本線と国道8号線とが並走する区間での追いかけシーンは、蒸気機関車(DD51ディーゼル機関車)の速度とトラックがほぼ同等だった時代ならではの映画的奇跡を見せてくれますよ!



ねたばれ?
最期なんだから手ブラは…(感涙した方ごめんなさい)

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