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懲役十八年 (1967)

監督
加藤泰
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3.80 / 評価:10件

加藤泰監督、安藤昇の男囚物

  • どーもキューブ さん
  • 2010年6月2日 19時15分
  • 閲覧数 1064
  • 役立ち度 7
    • 総合評価
    • ★★★★★

1967年作品、脚本笠原和夫、森田新。音楽ジャジーな音を聞かせる鏑木創。監督加藤泰。

実録任侠俳優、出演安藤昇。初出演映画です。監督は「顔面の作家」加藤泰監督。一年前に松竹にて同じく安藤出演の「男の顔は履歴書」で組んでいます。

本作簡単にいうと戦後まもないころの、男囚物語。安藤昇と敵役「刑事コロンボ」のコロンボ声優小池朝雄。彼ら二人は、戦中は仲の良い友達関係なんですが、とある理由から小池をかばい、安藤は、獄中に捕まってしまいます。

安藤は塀の中、小池はいつの間に世間の「実力者」、闇の実力者に上りつめます。

そんな二人の塀の外とうちの友情、裏切り「懲役18年」物語。

さすが、「仁義なき戦い」の名脚本家、笠原良三のシナリオが生きています。
刑務所内の描写や暴力行為、日常が垣間見れます。

安藤、勿論、ニヒル、冷静、ときに暴発、静か、一人静かに耐え忍びます。必見。

安藤昇さんは、任侠俳優では、珍しい方であると同時に今の?シネの俳優気質的な先駆の方なのではと自分は勝手に解釈しています。

「ニヒル、落ち着いて、時に荒くれ、表情はアイスのような冷たさ」

安藤さんの任侠像は、ご自身の体験、原作を執筆、縁者までこなしています。仁侠映画の一時代を切り開いた方です。

三大任侠俳優、鶴田浩二、高倉健、菅原文太。三者三様。

安藤さんは、どちらかというと鶴田タイプなのかな?今もなお量産されている任侠?シネの俳優的体現をなされた方なのではないかなと思います。

助演に荒くれた若者に超若い「こんどーです」の鶴太郎ギャグで有名な(古い)近藤正臣。凶暴な看守、権力側に若山富三郎親分。

加藤監督の恒例の「同画面に遠近的人の配置」画面が登場。
また恒例の「ワンシーン、超長廻し芝居」も必見、ムショ内のハレンチ話のシーンは笑えます。

懲役18年の安藤の男の物語、彼と小池の溝は埋まるのかどうか?こうご期待。
DVD化希望いたします。

追伸ニヒルな安藤昇さん。安藤ボンで読んだんですが、彼が一番面白かった脚本が「私設銀座警察」だったそうです。「やっぱりなー」と実感。
「私設銀座警察」は、どーも指定18禁のアンチモラル闇市物語です。すさまじいショックでした。去年見た自宅鑑賞邦画で一番良かった作品です。こちらもレコメン。

詳細評価

物語
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