愛の讃歌
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作品情報上映スケジュールレビュー

作品レビュー(8件)


  • kus********

    5.0

    人は小さな世界で精一杯に生きるのだな…

    瀬戸内の小島の小さな町の中の人々が毎日を精一杯に楽しく生きる様子が描かれた映画です。(まあ逆に、島を出て地球の裏側ブラジルまで行ってしまうという壮大なエピソードもありますが) その精一杯生きている人々の姿が楽しくて大変だったりするけど美しくて素晴らしい、人間っていいな、人生っていいな、家族っていいな、仲間っていいな、と思わせてくれる暖かいものでした! しかし山田洋次監督作品では意識してのものなのか、男はつらいよの「とらや」とそっくりそのままの人々が集まって楽しくやる風景というのが度々出てきますね!さくらがいてタコ社長もいるし…(笑) この少しあとの「故郷」でも渥美清さんまでいる似たようなシーンがあったし!(笑)

  • you********

    4.0

    名優たちの饗宴

    凄い役者が勢ぞろいの映画ですが、 有島一郎、がいい味を出していましたが、 それ以上にやはり若いときの賠償千恵子が、ともかく、可愛い。 それを見るだけでも価値のある映画です。

  • hos********

    3.0

    ザ山田洋次映画

    文化庁の名画鑑賞会(?)で見てきました 山田洋次映画の典型的映画ですねキャストだけでも寅さんに代えると 寅さん=伴淳三郎 御前様=有島一郎 タコ社長=そのまま(笑) 源公=小沢昭一 あと音楽山本直純だし(笑) ストーリー自体も無鉄砲な若者が移住しようとする話は 「家族」とおんなじだし、しかし小津映画の二番煎じというのは若い頃からですね 実は北林谷栄さんと左ト全さんが一番良い味出してたりします

  • kih********

    2.0

    フニャフニャ、ベタベタ、不健康

    なんだかパッとしないね。「人情喜劇」と解説してあるけど、人情ベッタリで、その人情というのもあまり健康的には感じられなかった。 診療所のドクターが何だか訳の分からぬ行動をとる。それがクリスチャンであることとどう関係があるというのだろう。宗教・信仰とは関係のない個人の性格の問題だ。 ブラジル行きの男がまたしっかりしていない。開拓事業に参加できるようなタイプではない。子どもを持つなど10年早い話。 こういうフニャフニャした人間の関わりを「人情」などというのだったら、ちょっとそれはいただけません。 人情「喜劇」というけど、どこに「喜」劇があったのだろう。マッサージ師が柱にぶつかるシーンがある。これで笑いを取ろうというのだったら愚の骨頂だ。障害のある人たちへの侮辱だ。 こういう不健康な映画にも、僅かな救いがある。瀬戸内の景色がいい。伴淳三郎氏のいかにも自然な振る舞いがいい。いいのはそれだけ。

  • hir********

    5.0

    完全に「型」が、出来上がってました。

    お早う御座います。 三連休のナカビ、皆様、いかがお過ごしでしょうか? わたくしはと、申しますと、これから彼女と「NINE」を観に行く予定であります。 お気レビのsheila Eさん、「深紅」レビュー読んで戴き有難う御座います。 テレビでやっていたとは、知りませんでした。 緒形さん親子は、二代で「トンカチ殺人鬼」を演じた事になりますね。伝統芸かっ! これからも「楽しいレビューの場」にしていきたいと思います。 宜しくお願い致します。 さて「愛の賛歌」 山田洋次監督の初期作品ですが、すでに「男はつらいよ」スタイルが出来ています。 バンジュンの「ごくろうさま」エピソードは、「寅さん」のあのパターンだし、 小島の「食堂」は、まさに「とらや」の原型。 そこに、いるのは、太宰久雄さんですからねぇ・・・ 親子ゲンカ、出て行く息子、見送る倍賞さん、ほぼ、「完璧」に出来上がってました。 山田監督のキャスティング・センスが光ります。 バンジュン、倍賞千恵子、北林谷栄、千秋実、いづれ劣らぬ名優陣に加え、 小沢昭一(ハーモニカが欲しかったんだよ~) 有島一郎(この人は、森川信と並ぶ、名脇役だった!大好き!!) 左卜全(おじいちゃん俳優BEST3には、確実に入るよね。) クセ者を、きっちり揃えてるあたりが、流石ですよね。 「サインはV」の中山仁さん、若いですねぇ・・・ しかし、何と言っても、若き日の倍賞さん!・・・・可愛いよねぇ・・・ すれ違ったら、ダメモトでもいいから、絶対、声かけるよね。 こんな女性と出会えるなんて「チャンス」以外のナニモノでもないからね。 だから、この映画の中山仁の、「心理」がイマイチ、ピンと来なかった。 その答えは後に、山田監督の「故郷」や「家族」で、解かる事となる。 やっぱり、いい監督っていうのは、「自分のスタイル」を、 初めからキチッと持っているんだね。

  • mk9********

    5.0

    青春時代の想い出の一本

    池袋の映画館に勤務していた頃、この映画の掛かっていた期間、毎回さぼって覗いていました。合計したら何回見たことでしょうか。 原案のドイツ映画「ファニー」も見たけれど山田監督の方が断然良かった。せりふの一つ一つを覚えてしまいました。 島の住民たち、小沢昭一の郵便配達、千秋実の船長、有島一郎の医者、伴淳の父親、そして主役の倍賞さん。(中山さんがいまいちだったけど)皆さん良かったです。もちろん山田監督の演出は最高でした。

  • eto********

    4.0

    名優たちの名人芸in瀬戸内海

    原作はフランスのラブストーリー。 しかも『愛の讃歌』。なんという、そそらない企画だろう。このタイトルは この時代だからこそのものだ。 しかし、タイトルにだまされてはいけない。 そうそうたる芸達者なメンバーなのだから。 ヒロインの倍賞さんは美しいのに芸達者な稀有な人。 若旦那は見た目・沢村一樹さんみたいな感じでちょっと薄いが、 そのうるさい親父が伴淳三郎さん(若い頃の渥美清さんいじめで有名だけど芝居は味がある)。 ヒロインを父親のように包み込む、小市民の代表のような医者・有島一郎さん。 ヒロインへのタッチが日課の愛情ある?スケベな船頭・千秋実さん。 下種な笑いがお得意の腕の悪い床屋・太宰久雄さん(タコ社長)。 そのほか小沢昭一さんに、北林谷栄さんに・・・。 個性的過ぎるメンバーをよく束ねたもんだ。 お話はベタだけど、瀬戸内海の美しい風景と 名人芸に見せられ、 倍賞さんの可愛らしさに魅せられ、 納得な佳作です。

  • yad********

    3.0

    日本版『シェルブールの雨傘』

    『シェルブールの雨傘』って、実は、マルセル・パニョル という仏作家の三部作戯曲「ファニー」「マリウス」「セザール」 の「ファニー」を大胆にアレンジした作品です。 同じく「ファニー」を原作とし、舞台を瀬戸内海の小島に移し、 いかにも山田監督らしい人間愛を謳うタッチで撮られたのが この『愛の賛歌』です。 つまり「原作が同じ」という事ですので、台詞が全部歌とか、 色彩豊かな映像美という意味ではないので誤解無きように。 マルセル・パニョルって作家も「ファニー」も知らないので、 どちらが原作に対して「どれだけ忠実なのか」みたいな 専門的なことはわかりません(苦笑) ただ、モノの本によると『シェルブールの雨傘』の方が かなり巧妙に弄ってあるらしく、両者は全然話が違います。 レビューのタイトルで日本版と言いましたが、 「ほとんど別物」と、正直にお詫びします(苦笑) カトリーヌ・ドヌーヴの役どころには、若く初々しい賠償千恵子。 その恋人の竜太(中山仁)が夢と希望を胸にブラジルへと旅立ってしまう。 2・3年後には財を成して帰ってくると約束して・・・ その後、彼の子供を宿していることに気付くも、音信不通になった竜太に知らせれず、 島の医者(有島一郎)が春子(賠償千恵子)と子供の面倒を見るようになる・・・ この辺までは『シェルブールの雨傘』に似ていますが、今後の展開や、 周辺の登場人物たちが全然違います。 春子周辺の島の住民たちが、良いね。 特に竜太の父親の仙造(伴淳三郎)。 彼も含めた連中は、デリカシーのないことをズケズケと言うし、やたらシモネタばかりだし、 すぐ口汚く怒鳴るしで、第一印象は悪い。(笑) しかし、普段は悪態を付く連中だけど、肝心な所では本当は皆仲間思いで心優しい。 次第に連中が愛しくなるから、不思議です(笑) 山田監督らしく、人間愛に満ちています。 ただ、どうしてもあの結末は納得いきません・・・ 故にどうも後味がすっきりしない・・・ あんな自己中心的で甘えたなヤツより・・・ そう、ヤツの人間性がどうも気に入らない・・・から感情移入できない。。。 逆に言えば、ヤツの魅力が描き込まれてないので、健気でいじらしい春子の献身が なんとなく哀れに感じてしまいました。 ネタバレになってしまうから詳しく理由を語れないけど(苦笑) 作中、遠くから何度も汽笛が聞こえてきます。 小島の漁港の村という雰囲気作りかもしれませんが、 あの音は何故だか郷愁を誘う・・・ 見送り(別れ)をイメージしてしまう・・・ そして新たな旅立ち、“希望の音”の様でもあります・・・ 『シェルブールの雨傘』のラストの台詞、 「元気?」「すごく、元気だよ・・・」に通じるものを感じました。 見比べてみるのも一興でしょう。 どちらも前途の希望を予感させますが、僕としては、『シェルブールの雨傘』の方が 好きです。 余談ですが、ずばり『ファニー』(’61)という名のアメリカ作品もあります。 レスリー・キャロン、ホルスト・ブッフホルツ、モーリス・シュヴァリエらが出演してます。 米・仏・日(制作年度順)と、三ヶ国で映画化されるってことは、 よほど素晴らしい原作なのかもしれません。

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