凄まじい。
- いちじくまんぞう さん
- 2018年11月15日 1時18分
- 閲覧数 478
- 役立ち度 0
- 総合評価
刀で斬るシーンが、これほどリアリティーをもって感じられる時代劇はあまり観た事がない。殺陣の前の、敵を待つ緊張感が生々しくて、本当に武士の生き様を、ドキュメンタリーで観ているかのよう。
三船敏郎演じる主人公が、不条理に耐えて耐えて耐え忍び、最期怒りを爆発させる様は、実際に小林正樹監督の撮影の方法に憤りを感じていたらしく、本物の怒りがあり、圧倒的なカタルシスがある。
主人公がどうしようもない悲劇の渦中にあるが、死地に赴く中で、生涯、最も生きた実感がするというのは、武士として、皮肉以外のなにものでもない。
詳細評価
イメージワード
- 泣ける
- 悲しい
- かっこいい
このレビューは役に立ちましたか?