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その人は昔 (1967)

監督
松山善三
  • みたいムービー 3
  • みたログ 12

3.63 / 評価:8件

ルンナってイタリア語の”月”かな?

  • bakeneko さん
  • 2017年4月12日 19時05分
  • 役立ち度 1
    • 総合評価
    • ★★★★★

舟木一夫のデビュー三周年に企画された音楽物語LPレコード:『心のステレオ・その人は昔-東京の空の下で-』を、収められている物語曲の作詞を担当した松山善三が映像化したセミミュージカルで、映画にしか使われていないオリジナル曲も複数含まれている“歌謡青春映画”の力作であります。

本作の元となった『心のステレオ・その人は昔-東京の空の下で-』は、収録曲を順番に聴くことで一つのドラマとなっているLPレコードで、
北海道の襟裳の漁村で貧困に喘ぐ青年と少女が夢を描いて東京へと出てくるが、都会の孤独&疎外感&豪奢な贅沢に心が荒んで離れ々になってゆく…という物語を複数の曲で奏でていきます。
テーマ曲である“その人は昔”♪から、舟木一夫の歌声をしっかり聴かせる―セミミュージカル的作品ですが、ヒロインである内藤洋子の歌声も沢山挿入されていて、特に“白馬のルンナ”は50万枚の大ヒットとなっていますし、舟木とのデュエット“恋のホロッポ”や独唱“雨の日には”―も映画オリジナル歌であります。
いわばミュージックビデオクリップの様に、ドラマ中の叙情シーンが歌で語られて繋がってゆく作劇となっていて、主人公の青年を始めとした登場人物の大半が名前が語られないという寓話的な抽象性も取り入れています(ヒロインだけは“洋子”という名前があります)。
撮影の名手:岡崎宏三は、北海道の海や馬の疾走といった大自然や主人公カップルを美しく撮る一方で、都会の非人間性を演出する為の仮面集団を行進させるなど、様々な映像手法を雑多に用いていますが、素朴な風貌から都会風の厚化粧までの“内藤洋子の七変化”は男性ファンには眼福であります。

舟木一夫ファンはもちろん内藤洋子ファンも大喜びの歌謡映画で、ラストシーンは「野にかける白い馬のように」と共通するファンタジックな叙情性を現出していますよ!

ねたばれ?
1、 日本の3大おでこ美人は―内藤洋子、倍賞千恵子、八千草薫。
外国の3大おでこ美人は―ロミー・シュナイダー、ダニエル・ダリュー、ラウラ・アントネッリです(文句がある奴ぁかかってこい!)。
2、 本作は、ながやす巧による漫画版もあります(『別冊少年ジャンプ』(集英社)1970年 - 1971年連載)
3、 漁村育ちの者は凪の海では溺死し難いんだけど…(何しろ“浮く”ことが出来ますから)

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