人間魚雷 あゝ回天特別攻撃隊
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作品情報上映スケジュールレビュー

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作品レビュー(5件)

悲しい25.0%勇敢25.0%泣ける25.0%切ない16.7%スペクタクル8.3%

  • lov********

    5.0

    是非観て頂きたい映画

    回天を扱った映画としては、宇津井健主演の新東宝「人間魚雷 回天」が有名だが、こちらもまた必見である。 東映の戦争映画というと個人的には俳優らの力みが強過ぎる感も無きにしも非ずだが、この映画は丁寧に作り込まれていて、じっくりと映画の中の世界に浸る事が出来る。 私は戦後20年ほどして生まれた世代であり、戦争というと、戦争中小学生だった親や、出征した伯父達から実戦についての話を聞いた事や、文献で調べた程度でしかなく、聞いたり読んだりする私は、所詮は銃弾も飛んで来ない、空襲も無い安全地帯で想像を巡らすだけである。 つまり、「知ったつもり」にしかなれない訳である。 そして、映画や小説は、事実をベースにしていてもこれまた所詮はフィクションであるから、観たり読んだりする際にはよくよく注意をしなければいけないとは心得てはいる。 その点、この映画では、実在の人物の変名(池辺良演じる指揮官片山少佐は、恐らく指揮官板倉光馬少佐の事であろうとか)、または実在の人物をベースにした架空の人物らの動きや心の葛藤を通じて、回天という特攻兵器の搭乗員と、彼らを取り巻く人々の当時の気持ちに、思いを馳せる事は出来る。 そして、兵学校卒の士官のよく言えば一途さ、悪く言えば愚直さと、予備学生出身士官のよく言えば広い視野、悪く言えば斜に構えた視点の違い、そして予科練出身の下士官らの純真さと悲しみが、ストーリーとしてとても丁寧に描かれている。 立場が違う彼らに共通していたのは、「義務感」であった。 ここで俺たちがこういう事をしないといけない、という義務感であった。 悲壮ではあるが、安っぽいお涙頂戴や、開き直った英雄礼賛、上から目線の反戦主義は、ここには無いのだ。 ご覧になる方々も、どうか、彼ら登場人物らが置かれた立場を可能な範囲で思い遣って頂きたい。 彼らがなぜそこまでやろうと思い立ったか、或いはそうせざるを得ないように仕向けられたのか。 戦後70年間、自らは戦争をしてこなかった日本という安全地帯(自然災害という脅威には常に曝されているが)で、好き勝手に結果論で彼らを蔑んだり、或いは憐れむのは間違っている。 レイテ沖海戦での乾坤一擲の特攻作戦を、その後もダラダラと続けた軍上層部への批判はあって然るべきだが、文字通り自己を犠牲にして国(つまり、イコール家族であり、郷土)を護ろうとした彼ら特攻隊員は、顕彰されるべきである。 そして、今我々現代日本人は、彼らの想いを受け止めて、それぞれの人生を日々一生懸命に精一杯生きているかを、今一度考えてみてもいいと思うのだ。 「ここぞ」という場面で自分の命を捨ててかかった彼らへの回答は、彼らに対して恥ずかしくない生き方をする事である。 航空特攻を開始した大西海軍中将の遺書にもあるが、平時においてよく特攻精神を堅持して仕事にあたれば、少しずつでも我々が住むこの国をよくしていけるに違いないと思うのである。 さて、ストーリーの骨子もさる事ながら、この映画は、訓練シーンや、回天の設計、組み立てシーン等の見どころも多い。(どれだけ実際に近いのかは分からないが。) また、予備学生出身の潮田少尉を演ずる伊丹十三の演技が、任侠モノのスターらの豪快な演技の中で、ユニークで味わいがある。 それらも含めて、是非一度、観て頂きたい映画である。

  • tak********

    2.0

    この作品より、「人間魚雷 回天」

    この作品を見るくらいならば、1955年新東宝の「人間魚雷 回天」を見ていただきたい この作品は、回天のドキュメンタリーを見ているような感じですが、「人間魚雷 回天」は、それに搭乗する人の心を扱った作品で、同じ回天を素材にしていますが、感動がぜんぜん違います。

  • t70********

    5.0

    この映画を観てみてください

    昨日、いつも利用している近所のTSU○○YAの店内の 今まで一度も近寄ったことがなかったコーナーに行き ある年長者に勧められたこの映画のDVDを借りた。 私はこれまで、日本の戦争映画にはまったく興味がなかった。 というか、なぜだろう、「戦争はよくない、嫌だ」と思っているのは当然だが 戦争「映画」すら、なんとなく嫌悪したいイメージがあった。 (あなたも、もしかしたら、そうではないだろうか) 自分はもちろん、戦争を知らない世代。 だから、太平洋戦争末期の人間魚雷・回天を描いたこの作品が 当時の状況や人々の心情をどれくらい公平に伝えているのかは、わからない。 ただ、これまで人並みか、人よりいくらか多く映画を観てきた人間として 個々の映画が魂を込めて撮られたものかどうかは、直感的にわかると思っている。 昭和43年公開のこの映画は、無論、戦意高揚のためのプロパガンダや戦争美化ではない。 かといって反戦映画でもない。そういう「ためにする」映画という感じは受けない。 では何かといえば――戦争で死んでいった人たちや、その家族、仲間、愛する人たちの気持ちが おそろしいほど嘘がなく伝わってくる気がしてならない映画だった。 観ていて、観終わって、私が感じたのは「感動」とは少し違う。 感銘、感慨、感服、衝撃、戦慄、共感、同情……どれとも違う名状しがたい気持ちだった。 いったいこの気持ちはなんなのかとしばらく考えて、ひとつ思い当たった。 「敬礼」の気持ちに一番近いのです。 ことわっておきますが、私は自衛隊員でも右翼的思想の持ち主でも軍事マニアでもありません (別に、そういう人たちが悪いというのではありません。念のため)。 戦記物も戦争映画も、ほとんど興味のなかった男です。 無意味に人を殺すようなゲームとかマンガとか映画は、激しく嫌いな人間です。 でも、この映画で演じている鶴田浩二、松方弘樹、伊丹十三、桜木健一、志村喬、池部良、 三益愛子、藤純子、佐久間良子、小川知子などの役者さんたちが象徴しているところの あの時代の多くの日本人に対し、敬礼するしかないような気持ちになりました。 もうひとつ思ったのが、仮に2008年現在の日本で最高レベルのスタッフと俳優を総動員して 予算も潤沢に使い、同じ脚本でこの映画をリメイクしたとしても 40年前のこの作品がかもしだす緊張感やリアリティーは、絶対に出せないだろうということ。 当時は戦後23年目で、まだまだ戦争の生々しい記憶が広く存在したのでしょうから。 その意味では、この作品には感情の記録としての歴史的価値もあるのかもしれません。 なんと言っても、戦争というテーマに関して軽々しいことは書けませんし 今まで本作のレビューが1本しかないことからしても、ここのレビュアーの皆さんの多くは (私みたいに)日本の戦争映画はあまりお好みでないのかもしれません。 それでも、機会があれば、一度この映画をご覧になってみてください。 この作品を勧めてくれた年長者に、私は感謝しています。

  • ban********

    5.0

    感動作です

    豪華キャストが勢ぞろい。 回天の操作の難しさは、「出口のない海」の方がわかりますが、 作品の完成度の高さは断然この映画です。 特攻に挑む若人をとりまく環境などもよく表現されています。 白黒フィルムですが、今の若い人達に見てもらいたい映画です。 ここのレビューが増えることを期待します。

  • roc********

    5.0

    “特攻”というものを改めて考えてみたい

    “特攻”というと飛行機が敵艦に体当たりする!神風特別攻撃隊が有名だが、タイトル通りこれは人間が乗る魚雷である。 最初から“特攻兵器”として開発された、究極の兵器だ。 映画では、回天の設計から施工、実戦までがストーリーだがその間に挿入される、人間模様に注目したい。 なぜ、彼らは死ぬと分かっていて回天に乗るのか? 彼らの家族、恋人たちの想いとは? そして、運命の日… 彼らは、愛する人たちを想い敵艦めがけて突入するのである。 戦争映画ではあるが、人間ドラマとしても観る価値があるだろう。

スタッフ・キャスト

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鶴田浩二大里史郎
松方弘樹三島節哉
伊丹十三潮田克己
梅宮辰夫吉岡圭治
山田太郎[歌手]竹井二飛曹
藤岡重慶磯崎大尉
里見浩太郎江川大尉
山城新伍野中中尉
遠藤辰雄徳永兵曹
千葉真一滝口航海長
天津敏三好中尉
金子信雄赤石少佐
待田京介菅沼副官
藤純子菊枝
志村喬三島
藤山寛美呉服屋
大木実栗原
小池朝雄萩野大尉
池部良片山
近衛十四郎第六艦隊司令長官

基本情報


タイトル
人間魚雷 あゝ回天特別攻撃隊

上映時間

製作国
日本

製作年度

公開日
-

ジャンル