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黒部の太陽 (1968)

監督
熊井啓
  • みたいムービー 75
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3.79 / 評価:193件

元祖プロジェクトX

  • beautiful_japan_xp さん
  • 2021年3月2日 0時44分
  • 閲覧数 396
  • 役立ち度 0
    • 総合評価
    • ★★★★★

黒部ダムと黒部川第四発電所(黒四発電所)建設の資材運搬用に掘削された関電トンネル(大町トンネル)の難工事を描く。
80mにもわたる破砕帯(断層運動によって破壊された岩石帯)の掘削で苦労する様子を、北川覚役の三船敏郎と岩岡剛役の石原裕次郎が熱演する。

狭い山道で足を踏み外した歩荷(ぼっか。荷物を背負って山道を運搬する人)が急斜面を滑落していくシーンが何度も出て来るように、多くの犠牲のうえに成し遂げられた工事であることが強調されていて、単なる手柄話にはなっていない。
トンネル掘削の困難さを描くだけでなく、フォッサマグナなどの地理的説明、ボーリングや軟弱地盤の固化工事などの技術的解説が適宜織り込まれていてわかりやすい。

立山連峰や北アルプスの雪景色は素晴らしい。岩岡剛と北川由紀(樫山文枝)のロマンスが彩りを加えている。
この難工事を成し遂げ、この映画により国民的評価を受けたことで関西電力はむしろ慢心してしまったようで、美浜原発事故、幹部らの金品受領・便宜供与問題、過労死問題、所得隠しの発覚など不祥事・トラブルが相次ぐ“問題企業”に成り下がってしまった。

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