尼寺(秘)物語
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尼寺(秘)物語
作品レビュー(1件)
- mal********
2.0点
1968年に公開された東映の官能映画です。 とはいっても、主演は藤純子、共演者も三田佳子・大原麗子といった女優陣なので、それほど強烈なというか、いやらしい描写はありません。なので、そっち方面を期待して本作を観る人にとっては、軽く肩透かしを食らうことになるでしょう。 ストーリーは尼寺の修理を偉い坊さん(若山富三郎)に依頼すると、その見返りに愛人になれと言い寄られた主人公の尼僧(藤純子)の悲劇が描かれ、そこに謎の寡黙な男(津川雅彦)や、彼を慕う尼寺の女中(大原麗子)の愛憎劇まで加わるという、いわば昼メロのような映画です。 まあ、そこからなんだかんだとありまして(そりゃ、ありますわな)最終的には三田佳子演じる一番偉い尼僧さんが一番怖かったな~で終わる映画です。 肝心の主人公の尼僧と寡黙な男が本当に自分の殻に閉じこもってばかりなので、物語は陰気なまま展開されて、観ていてイライラ感が蓄積されることこの上なしの映画で、個人的にはあまり楽しめませんでした。
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