黒い笑いの後に訪れる驚愕の結末!
- mal***** さん
- 2011年3月16日 17時28分
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- 総合評価
映画監督山下敦弘氏推薦による1968年に公開されたブラックコメディ映画です。
本作で描かれる葬儀内容は公開当時でこそ異色だったかもしれませんが(勝新太郎のように踊ることはないでしょうが)、現在ではそれが当たり前のよう存在しているのが奇妙な感じがします。
あの手この手で葬儀会社を発展させるガンめん(勝新太郎)、先生(伊藤雄之助)ジャッカン(藤村有弘)等の成功を毒のある笑いで描いてるんですが、映画はガンめんが独立してから予想もつかない結末へと一気に流れ込んでいきます。それはまさに急転直下、そして驚愕の結末なんですが、いまの日本が抱え込む現状で、それを文章にすることには抵抗と躊躇を感じますので、いつか機会があれば御覧下さいとしか言えません。
ただ、その結末を度外視しても、勝新太郎を筆頭にした俳優陣の怪演ぶりは、まさに個性のぶつかり合いと言える面白さで、こういった俳優を見事にまとめた三隅研次監督の演出力のスゴさを再認識させられました。
詳細評価
イメージワード
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