無茶苦茶だけどモテる男
- abu***** さん
- 2014年2月11日 19時05分
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いや~、このコーチ、無茶苦茶ですな(笑)。
表面上はスポ根映画ですが、これはスポーツものと
いうよりはスポ根を装ったシュールコメディでは
ないでしょうか。最初から最後まで、このコーチの
無茶苦茶さ、斜め上を行くヤクザっぷりを見て
楽しむという、そういう作品なんだと思います。
もう、「んなアホな」の連続なんですよ。
友人の嫁をレイプしたり、ありえないイチャモンやら
脅しをかけたり、身を寄せてきた女をきっぱり
追い出したり、半陰陽の彼女を女にするために
セックスしたり見せつけたりと、なんちゅうこっちゃ、
と口をあんぐりしながら鑑賞していました。
この役柄に緒形拳はまさしくぴったりで、
本当に素晴らしい演技をしていたと思うし、ひろ子役の
人も難しい役柄を巧いこと演じてらしたと思います。
そんであのラストにもまた驚き。結局あかんのかい!ていう。
今の映画では考えられないような「完」。
でもその潔さが逆に新鮮で、それも含めて面白いなって
思っちゃいます。もの凄く変な映画だけど、
そのヘンテコさを娯楽に転嫁出来ている希有な作品。
詳細評価
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