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昭和のいのち (1968)

監督
舛田利雄
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3.00 / 評価:3件

昭和史へ目覚めさせた一編として留めたい

昭和恐慌時の世相を短く纏めたナレーション。
■動乱の昭和の歴史は、不景気の嵐に始まった。日本だけじゃない、世界中がそうだった。世界大戦で膨れ上がった戦争景気は、平和と共にペシャンコに潰れてしまった。銀行までが信用を失くして取付騒ぎが始まる一方、農村は凶作が続いて、農民は蕨の根や松の皮を喰う始末だった。当然のように娘の身売りが行われていた。売られた娘は工場でこき使われ、女工哀史なんていう言葉が出るほど虐待された。失業者が町に溢れ、働いても喰えない労働者のストライキは、警察の横暴な圧迫を受けるありさまだった。希望のない世の中はただ刺激だけを求め、次第に低俗、退廃の極に落ち込んでいった。その間、政党政治は腐敗と貪欲に明け暮れていた。国と国民を忘れ、党利党略に浮身をやつす一方、大資本、財閥に迎合して、彼等に有利な政策を恥も外聞もなく推し進めていた。軍部は軍縮政策に激昂した。現状打開の道を開こうと昭和6年9月、満州事変の火蓋を切った。 

裕次郎の手の筆豆に気付き、貫禄十分の辰巳柳太郎が「この男、学は有るな」と言う場面は、流石に世間慣れし修羅場を踏んだ男は目の付け所が違うと知った。人なつこい笑顔と、立ち廻りの時に見せる凄みのある表情にシビレた方も多かったのではなかろうか。ある意味、主役を食ってしまった。

1969年公開「日本暗殺秘録」へ続く。東大安田講堂のバリケード封鎖を頂点に、学生運動が最盛期を迎えた年.当時の保利茂・自民党幹事長が東映の大川博社長に「中止してくれ」と伝えたぐらいの問題作。テロリストの陶酔みたいなものが流血映像で生々しく伝わってくるので、時代は違えど、どうやってテロリズムに走っていくのかを理解する一助にはなる.暗殺されたのは経済通要人が多い。

詳細評価

物語
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映像
音楽

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