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わが闘争 (1968)

監督
中村登
  • みたいムービー 2
  • みたログ 3

3.75 / 評価:4件

佐久間良子おおあばれ!

  • bakeneko さん
  • 2020年7月21日 15時32分
  • 役立ち度 1
    • 総合評価
    • ★★★★★

岡山出身の作家&詩人の堤玲子の自伝的小説「我が闘争」を佐久間良子主演で映像化したもので、祖父が梅毒を背負い込んだことから先天性の発病リスクを持つ家に生まれたヒロインのやけっぱちの半生記を戦前→戦後の日本の変遷の中に活写してゆきます。

祖父:吉田義男(脳性梅毒)
父:桑山正一(戦争で片足が不自由)
母:野村昭子
長女:岩本多代(痴呆性梅毒)
次女:香山美子(娼婦)
長男:夏八木勲(窃盗他、犯罪多数の不良)
三女:佐久間良子(主人公:詩心あり)
四女:加賀まりこ(ドライな気質、出来るだけ多くの男に梅毒を移すのが夢)
という曰く付き家族で育ったヒロインの破れかぶれの半生記で、戦後混乱期の不良少女時代を経て詩人を夢見る分子の卵として成人し、妙な偶然から印刷工と一緒になるが、先天性の疾患が子供に移ることの恐怖から子供を持つことを躊躇ったことから悲劇が起きる。そしてそのことをバネにして開き直って出産、詩集を発表するまでの波乱に満ちた半生を、佐久間良子の熱演で魅せてゆきます。
貧しい家に育った文学志望の少女の半生記として、林芙美子の「放浪記」
貧農の娘の性と金に塗れた戦後自伝―「にっぽん昆虫記」
なども連想させるヒロインの半生記で、映画デビュー間もない石坂浩二(27歳)が四女:加賀まりこに誑かされる銀行員役で初々しい顔を見せていますし、“Mr.岡山”こと長門勇もゲスト出演しています。

今生の際に“美少年狩り”を決行するー佐久間良子史上 最もぶっ飛んだキャラの破れかぶれの暴走を見つめる作品で、梅毒の呪いに絡め捉えられるシュールな映像のオープニングから常識的な邦画の枠をぶち破ったキャラ&展開に瞠目させられますよ!

ねたばれ?
1、で、初恋の人の妹のその後は…
2、劇中の台詞「私は美少年ではありませんし、お疲れのところとは思いますが…」-には劇場が笑いで揺れました。
3、犬の祟りは怖いな~
4、4人姉妹の結婚したがらない一人がヒロインで作家に…ってもしかして本作は和風“若草物語”?!

詳細評価

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