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座頭市果し状

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5.0

痛快娯楽時代劇ってのは、スカッとしなきゃ

おはよウナギです・・・ぽぽぽぽ~~ん! 映画館レビューが、軒並み空白になってしまい、 改めて東日本の受けた被害の大きさに「愕然」としております。 ここ10年くらいで創られたシネコンでも、「計画停電」の痛手も重なって、 「再開」の見通しが、つかないのでしょう・・・・ まぁ、ココは、何も無理して頑張る必要は、ありません。 映画は、家で観る事だって、可能です。 とりあえず、お父さんの目標は、「エンジェル・ウォーズ」公開までは、 デマにも負けず、放射能にも負けず・・・・生き抜く事です!! 「座頭市果し状」1968年、大映映画ですな。 こんな時こそ、市っつあんを観てスカッ!としたい!! そんな思いを裏切る事なく、きっちり叶えてくれる、この映画。 痛快娯楽時代劇とは、コレですね・・・・流石!カツシン!解かっています! 俺達の世代ってゆうのは、 ガキの頃から、「ダーティーハリー」や「燃えよドラゴン」、「荒野の七人」なんかで 正義が必ず勝ち、悪が必ず滅びる「スカッ!とアクション」を観続けてきた。 思春期には、学校から帰ると、4時からの再放送にカブリついてたクチだ・・・ 「太陽にほえろ!」「大都会」「大追跡」「必殺」シリーズ、など、 当時の再放送ドラマは、スカッとアクションドラマばっかしだった・・・ だから、悪が無残に殺されない様なアクションは、 カタルシスの無い、「不完全燃焼」映画以外の、ナニモノでもなかった。 たとえベタと言われようが、「お約束」と言われようが、 娯楽映画は、痛快であって、ハッピーエンドでなきゃダメなのだ! 理屈じゃない、ガキの頃から植え付けられた「根っこ」なのだ! 市は、貧しい者達や、コツコツ真面目に働く者達の味方であり、 権力をカサにきて偉ぶる奴や、弱い者を泣かせる外道どもを、たたっ斬る。 それでいいのだ! 村の医者、志村喬は、やって来た患者の治療代を請求するどころか、 無料で看てやって、「野菜」まで土産に持たせたりする程の人物である。 こうした愚直なまでの「善人」を登場させたかと思うと、 その息子である待田京介は、父親に反撥し、無頼の刺客になり果てていたりする。 このあたりが、リアルで良い! 現実は「善人」であっても、いかんともし難いのだ。 悪徳やくざの親分、土方弘もイイが、 飛び道具を使う井上昭文、うす汚い小松方正、山本一郎らが、ガチでクズそのもの。 押し込みはやるわ、ゆきずりのカップルは気分で襲うは、 1968年作品と言う事で、明らかにマカロニの「影響」が見受けられます。 トクダワラの上まで追い詰められた市が見せる、ラストの「うっちゃり」こそが、 最高のカタルシスになってます。 リメイクの「座頭市」には、どれも、この「カタルシス」が無いんですよ。 「暴力」を否定するのなら、「娯楽時代劇」など撮らなきゃイイんです。 「13人の刺客」のリメイクが、大成功したのは、 圧倒的な「悪」そのもの、「稲垣吾郎」が、いたからこそ!なのです。

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