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孤島の太陽 (1968)

監督
吉田憲二
  • みたいムービー 3
  • みたログ 7

3.88 / 評価:8件

こっこら!逃げるな~

  • bakeneko さん
  • 2017年8月23日 10時34分
  • 閲覧数 442
  • 役立ち度 1
    • 総合評価
    • ★★★★★

伊藤桂一著の小説:「沖ノ島」よ私の愛と献身を 離島の保健婦荒木初子さんの十八年』を、当時NHK連続テレビ小説「おはなはん」で大人気だった樫山文枝を主演にして映画化した作品で、現在の高知県宿毛市沖の島町を舞台にして、現地で保健衛生医療の普及および向上に貢献した荒木初子駐在保健婦の献身的な活動を描いてゆきます。

戦後、豊後水道に位置する高知県宿毛市沖の島に赴任した若い保健婦が地元の医療に献身して行く様子を活写して、「二十四の瞳」や「青ヶ島の子供たち 女教師の記録」などの新任女性活躍映画を連想させる良作で、実際に現地でロケを行った弘瀬部落の伝統行事「傘鉾」の情景は記録映画としても貴重なものがあります。
そして、乳幼児の高死亡率や風土病であるフィラリアの猖獗など、実際の医学的問題も社会的サスペンスの緊迫感を煽っていますし、南国の海を航行してゆく船の光景も本物ならではの海の色と潮風を映し出しています。
ただ、本作は事実のかなり重要な部分が変更されているという問題があって、映画化に当たって原作が脚色されることは日常茶飯事ですが、本作の場合は物語りの核となっている部分が変更されているので、実名を使いながらも実際とはかなり異なったフィクションと受け止めたほうが良い映画となっています―つまり…
1、 ヒロインの荒木初子は元来沖ノ島で育った地元民でした。従って島民とは顔見知りでしたし、現地に留まることの葛藤も無かったわけです。
2、 劇中では最初からフィラリアと呼ばれていますが、これでは謎の風土病ではなくてフィラリア条虫に由来することが最初から判明していたことになります(実際は「象皮症」や「布袋足」などと呼ばれていました)。

本映画の物語を全部事実と受け止めると弊害がありますが、事実に基づいた感動のフィクションとして南国情緒と健美人の奮闘を愉しみましょう!

ねたばれ?
1、 本映画の後、1970年2月5日~4月30日まで、フジテレビ系列の毎週木曜21:30 - 22:00(JST)でテレビドラマ化されています。ヒロインは小林千登勢でした(そして映画では宇野重吉が演じた医者を宮口精二が演じています)。
2、 本映画は芦川いづみさんの引退映画としても有名な作品で33歳になっても少しも衰えていない美貌を見せてくれます。
3、 で、あの獣医のその後は?…

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